G.ド・フェラン(3位)
マシンのハンドリングがとても良かったから、今日は勝てると思ったよ。でもラスト数周でチャンピオンシップのことが頭に浮かんだから、その時点では勝つことはあまり考えず、ポイントを獲ることに集中したんだ。ケニー(ブレック)とマイケル(アンドレッティ)はポイント圏外だったから、確実に3位をキープする事にしたのさ。
H.カストロネベス(6位)
上手くスタートを切ることができ、18周目のフルコースコーションでピットストップを行ったのも良かったけど、2度目のストップでは(ポール)トレイシーとホイールが当った時の反動で手を痛めてしまい、サスペンションにも損傷が出た。それでもなんとか6位に入賞できて良かった。
T.カナーン(8位)
全力を尽くしたけど、タフなレースだった。優勝したマックス(パピス)は良くやったと思うよ。自分たちもすべての面において頑張ったけど、結局作戦が裏目に出たってことだ。新チームメイトのケイシー(メアーズ)も良く頭を使ったレース展開だったと思う。
A.フェルナンデス(10位)
スタート直後はみんなオーバーステアだったようだね。レース中盤以降、マシンも安定してきた。あとはもう少し運がついてくれるといいね。まあ今年のチャンピオンシップはもう無理だから、来年のシリーズに運が廻ってくる事を願うよ。それにしてもフルコースコーションが多いレースだったね。
C.メアーズ(11位)
今回のレースでも多くの事を学んだ。最初の2セットのタイヤは問題があった。全体的にアンダーステアで、コーナーの出口ではオーバーステアだった。そのために序盤でミスを犯してしまい、順位を下げてしまった。それでもポイントも獲れたことはよかった。
M.アンドレッティ(14位)
最初の周回のターン1の時点から自分のレースは下り坂だったようだ。スタートは良かったけど、最初のブレーキングでバランスを崩してしまいスピンしてしまった。この時絡んだ(ミモ)ギドリーが最終的に2位でフィニッシュしたからね。1周目で明暗を分けたってことだ。
P.トレイシー(18位)
ピットアウトの際に(エリオ)カストロネベスのマシンが僕のマシンの左フロントサスペンションに当って、アームが曲がってしまった。今日のマシンはトップ3の出来だったから絶対に優勝のチャンスがあると思った。こんな結果はとても残念だ。
D.フランキッティ(19位)
レースウィークを通じてマシンの調子は今一つ上がらなかった。レースが始まってからは作戦も上手くいって、ポジションも22番手から10番手まで上がり、トラブルに巻き込まれる事もなかった。でも最後はクリスチャン(フィッティパルディ)にはじき出されてしまったよ。
中野 信治(21位)
朝のウォームアップ以後、マシンのセッティングを変えたらそれが良かったみたいです。燃料をセーブする事も楽にでき、エンジニアの読みが的中したようです。でもトラブルに見まわれてしまったのが運の尽きでした。残念です。
朝香充弘HPD副社長
2002年いっぱいで撤退という悲しい発表でスタートした今週末ですが、レースではジルが3位に入り、2戦を残してマニュファクチャラーズタイトルを決めたのはとても喜ばしいことです。ドライバー全員が一生懸命走ってくれた結果であり、とても感謝しています。今回でジルもチャンピオンの可能性が非常に高くなり、残りの2戦も気を引き締めて臨みます。
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