H.カストロネベス(優勝)
今日は紛れもなくチーム・ペンスキーにとって最高の一日だったよ。早朝の雨でコンディションが変わり、マシンはややオーバーステア気味になったが、最初のピットストップでトップに立ってからは徐々にコンディションが良くなっていった。ランキングトップに近づいたことはうれしいけど最後まで何があるか分からない。気を抜かないように全力を尽くすよ。
G.ド・フェラン(2位)
自分とエリオにとってとても良いレースだった。ただピットインの際、渋滞に引っかかってしまったのが残念だね。優勝できなかったのは心残りだけど、ポイント差を詰めることが出来たことは大きな収穫だった。チームの努力が無駄にならなくてよかったよ。
P.トレイシー(4位)
レース中はアンダーステアの影響が多少気になった。なんとかトップグループについて行くことは可能だったけど、彼らをパスするまでには至らなかった。だからレース中は終始ミラーを見ながらの走行だった。アクシデントに巻き込まれることもなくポイントが獲れてよかった。
T.カナーン(5位)
シャシーセッティングはマイルドな方だったから、攻める走りはできなかった。5位というのは決して満足の行くものではないけど、途中ダリオ(フランキッティ)とのアクシデントを間一髪で避けることができたし、まずまずの結果だと思っている。
D.フランキッティ(16位)
今回は優勝できるマシンではなかったけど、表彰台に上がることは出来たと思う。ターン1ではほとんど毎回ホイールがはみ出る走行をしていたけど、スピンした時は多分余計に滑りやすくなっていたんだろうね。でもあれは自分のミスだ。残念だよ。
中野 信治(18位)
今回はどうしても納得の行くセッティングを見つけることができませんでした。レースでは多少良くなったのですが、それでもオーバーステアが残ってしまい、コーナーで少しずつタイムをロスしたようです。このコースはきっちりとセッティングが合っていないとダメですね。
A.ザナルディ(19位)
最後の再スタートではフライングをしたようにとられてしまった様だけど、実際にはクリスチャンと並んだ瞬間、前にいたクリスチアーノのマシンを避けようとして彼の方が失速したため、そう見えたんだろうね。ピットからの指示を頼りにしていたから、ああするしかなかった。
A.フェルナンデス(22位)
マシンは絶好調でトップとも遜色のないスピードを保つことができた。ところが途中でブレーキペダルが最後まで踏んでも効かない状態になってしまった。かなりスピードが乗っていたのでもうダメかと思ったけど、タイヤバリアとハンズデバイスのお陰でケガをせずに済んだよ。
M.アンドレッティ(26位)
スタート直後からスロットルのレスポンスがおかしかったし、全体的にパワーダウンしていたようだ。去年チャンピオンシップをリードしながらも、トラブル続きで後退を余儀なくされた時の感じに似ているね。次回以降はこのようなトラブルがないことを祈るよ。
朝香充弘HPD副社長
今年も大勢のHondaの関係者が見守る中でワンツーを獲ることができ、とてもうれしいです。それに、最近多かった燃費で勝つようなパターンではなく、速さで勝つという本来のレースを展開できたのは良かったですね。エリオがワンポイント差まで上がるなど、これからもこの勢いを維持していきたいです。
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