D.フランキッティ(2位)
最後尾からのスタートは今回が初めてだった。とにかく周回遅れにならないよう序盤から積極的に順位を上げていったよ。ピットストップの度に調整してマシンのバランスは良くなっていたからね。シリーズランキングでも2位に上がれたし、後半戦でもこの好調さを保っていきたい。
P.トレイシー(7位)
最初のピットストップで燃料補給のトラブルが起こった時はまいったね。マシンそのものの調子はとても良かっただけに悔やまれる。いつでもトップに立てるぐらい乗れていたから。それで一時3周遅れにまでなったけど、ここまで挽回できてよかったよ。
H.カストロネベス(8位)
スタート直後はダウンフォースが足りなくてちょっと苦労した。最初のピットストップで調整をしたあとはだいぶバランスが良くなって思うように走ることができた。まあこれも試練ってところかな。結果的にポイントも獲れたことで、これからの後半戦が楽しみだね。
M.アンドレッティ(19位)
今日はかなり調子が良かったのでトップ3はいけると思っていた。レースは気温が高かったことと、接近戦が続いたことでタフなものになったね。残念な結果に終わったけど、くよくよしていられない。次のシカゴ戦に賭けるさ。
A.ザナルディ(20位)
最初から充電機能が低下していたようで、トラブルは時間の問題だったようだ。マシンのバランスもよくて結構楽に走ることができたのにね。そのまま後半の100マイルに賭けようと思っていたけど結局ダメだった。チームはとても良い仕事をしている。今日は運がなかっただけさ。
T.カナーン(21位)
勝てるマシンだっただけに非常に残念だよ。レース中にトップを走行している時でも結構余裕があったんだ。そしたらトラブルさ。ついてないよね。でもこのチームで優勝するのはもう間近だと思っている。絶対に諦めず、必ず勝利をモノにして見せるよ。
中野 信治(22位)
マシンはスタートから特に大きな問題はありませんでした。ただちょっとアンダーステア気味だったので、最初のピットストップで調整したら問題は解決しました。長丁場のレースだったので焦らず様子を見ていたんですが、メカニカルトラブルではね。運がなかったけれど、学ぶことも多かったと思います。
G.ド・フェラン(24位)
レース前半、マシンはまあまあの状態だった。とにかく最後まで残り、なんとしてもポイントを獲りたかったんだ。ピットストップも完璧だった。でもコックピット内で何かが異常に加熱し、何が起こったのか良く分からないけど、そのあと完全にパワーダウンして万事休すだった。
A.フェルナンデス(25位)
残念のひとことだ。マシンは絶好調だったし、集団の中でも自由自在に走ることができた。序盤にミスを犯さずいけば、かなりのところまで行けたと思う。でも急にエンジンから異常なノイズが発生して、バラついたと思ったら途端にパワーダウンさ。打つ手もなかったよ。
朝香充弘HPD副社長
これが500マイルレースだというのがよく分かる内容でした。今回も最後尾から追い上げて2位に入ったのは、大変良かったと思います。優勝できなかったのは残念ですが、2位に入る我慢強さと、耐久性を示すことができました。少し女神が微笑んでくれたようで、うれしいですね。
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