H.カストロネベス(優勝)
レース序盤からかなり乗れていた感じで、マシンも絶好調の状態だった。でもスタートから燃料計が動かなかったため、燃費を控えめにして走らざるを得なかったよ。去年の教訓から、ここは燃費がキーとなることが分かっていたからね。とにかく、ポールトゥウィンとファステストラップ、そして最多リードラップとまさに言うことなしのレースで、とても嬉しいよ。
G.ド・フェラン(3位)
マシンのハンドリングは最高で、これまでで最高のできだったと思う。レース中は燃費に気をつけるようにした。とてもスムーズに走りきることができたので、その点は楽だったよ。優勝こそできなかったけど、全体的に上手くいって、表彰台に上ることができたができた。おかげでレース中は、積極的にライバルをパスすることができて、レースを楽しめたよ。
P.トレイシー(4位)
楽しいレースだった。予選グリッドがかなり後方だったため、特に作戦はなく、ただ追い上げていくしかなかった。でもマシンの調子がとても良かったから、ストレートでライバルをパスすることも可能だったし、ブレーキングを遅らせることもできた。4位という結果はまずまずってとこかな。少なくともチームにとって、チャンピオンシップポイントを稼ぐことができたからね。
D.フランキッティ(6位)
マシンは好調で、連続するコーナーでは思いどおりの動きができたけど、ストレートエンドのブレーキングに今一つ不安を抱えていた。そのため思い切ってブレーキを遅らせることができ無かった。燃費のほうも気をつけていたけれど、終盤はフルコースコーションで燃料をセーブしたから最後は思い切っていくことが可能だった。
T.カナーン(7位)
決勝前にセットアップの変更を試みたが、実際にレースで上手くいくかどうかは、はっきり言ってギャンブルだった。タイヤもブレーキローターもまっさらの新品だったから、グリーンフラッグまでのウォームアップラップで馴らすしかなかったよ。いつか勝利を掴む日が必ずくると信じている。それまでは弱点を強化して前に進むしかないね。
中野 信治(12位)
予選でクリアラップを取ることができなかったことで、かなり後方からのスタートとなってしまった。レースウィークを通じマシンの状態は良かったんですが、レース後半ではギアボックストラブルが出たため、思い切ってモレノをパスすることができませんでした。それでもポイントを獲得できたことはとても良かったと思います。
A.フェルナンデス(16位)
ピットストップが思うようにスムーズに行かず、タイムをロスしてしまった。これも今後の課題だと思う。チームはまだ若いが、これからの伸びが十分期待できる。今回は信治が今シーズンの初ポイントを獲得できた。レース中、彼の走りを目の当たりにする機会があったが、彼はミスを犯さなかったよ。ぜひ次は2台揃って上位を狙いたい。
A.ザナルディ(26位)
ジュンケイラにヒットされ、ラジエーターを破損してしまった。その前からブレーキアジャスターが作動せず、バランスの調整がまったくできなくなっていたんだ。それ以外は特に問題も無かっただけに、ぜひとも完走だけはしたかった。なんとも残念な結果だ。
M.アンドレッティ(28位)
まったく何の前兆も無い予期せぬトラブルだった。原因はいまだに良くわからないが、ミスファイアがひどく、とても走れる状態ではなかったんだ。プラクティス、予選を通じて調子も上々だっただけに、今回の結果はとても残念としか言いようがないよ。
朝香充弘HPD副社長
Hondaの地元ロングビーチで6連勝できてホっとしました。メキシコとこことの間が長かったので、このレースが開幕戦という気持ちで臨み、いいスタートがきることができたと思います。カストロネベスもピットからの指示どおり、一定の間隔を保ちながら走れるという技術が証明でき、彼も逞しく成長してくれました。
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