G.ド・フェラン(2位)
体調が最悪で、土曜日の朝から何も食べることが出来なかったんだ。体力はかなり低下していたと思う。それでも一旦マシンに乗り込み、熱狂的なメキシコのレースファンの声援を受けたら、だんだん力が沸いてきた。この状態での2位表彰台は満足だよ。
P.トレイシー(3位)
予選まで、なかなかベストなセッティングを見つけ出すことが出来なかったけど、チームの努力が実り、決勝レースではとてもよい状態へ持っていくことができた。おかげでレース中は、積極的にライバルをパスすることができて、レースを楽しめたよ。
M.アンドレッティ(4位)
コースコンディションはだんだん悪くなっていったみたいで、レーシングラインも狭く、かなり滑りやすい個所があった。ピットストップではチップ・ガナッシのマシンに行く手を阻まれて、ポール(トレイシー)に先行を許してしまった。それでもまったくの新しいチームで4位は嬉しい結果だよ。
T.カナーン(7位)
とても長い一日だったように感じるよ。滑りやすい路面にてこずった。それでもレースウィークを通じてHondaエンジンを始め、マシンの調子が良かったことで、チームのベストリザルトを残すことが出来た。この調子で次回のロングビーチはさらに上を目指すつもりだ。
H.カストロネベス(8位)
20周を過ぎたあたりから、4速が使えなくなってしまった。4速がないと、直線でパスされてしまうんだ。途中何度もエンジンをオーバーレブしてしまったが、Hondaエンジンはびくともしなかったよ。おかげで8位に入賞して貴重なポイントを得ることが出来た。
D.フランキッティ(9位)
まったく納得のいかない結果だ。マシンの状態はとても良好で、ファステストラップタイムも記録することが出来た。それなのに1マイルオーバーでピットレーンスピード違反だなんて信じられない。自分のスピードメーターは、ただの一度も規定速度をオーバーしていないんだ。
中野 信治(18位)
色々な面で自分もチームも勉強になるレースでした。レースがはじまり、マシンの状態が良くなっていっただけに、ピットストップでのエンジンストールや、ザナルディとの接触は残念です。スピードに関しては、トップグループのマシンに引けを取らなかった思います。
A.フェルナンデス(19位)
レース序盤でクラッチが使えなくなってしまった。レース中は、コーナーの立ち上がりでトラクションが上手く得られず、苦労したよ。しかしファンのために、最後まであきらめたくなかった。マシンは決してベストな状態ではなかったが、とにかく地元メキシコでのシリーズ開催が成功に終わり、とても良かったと思っている。
A.ザナルディ(24位)
もうすこし落ち着いて我慢のレースをすべきだったかな。セッティングに問題があったマシンも、決勝レースまでにはだいぶ良くなったので非常に残念な結果だ、次のレースは一ヶ月後なので、何とかそれまでにはトップの連中に追いつくように努力したい。
朝香充弘HPD副社長
ジルの体調が悪く、勝てなかったのは非常に残念ですが、2、3、4位と入ったように、今年は実力のあるドライバーが大勢いて、層が厚いというのがはっきり分かったと思います。今後この強さが回を重ねるごとに生きてくると思うので、次のロングビーチは期待していてください。
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