第4戦 イギリスGP
4月22日(土)雨のち曇りのち少し晴れのち豪雨
連日の雨で、臨時駐車場にしているサーキット周辺の草地が、どろどろのヌカルミ状態。
昨日の時点ですでにスタックする乗用車が続出したこともあって、主催者側はとうとう「一般車両の乗り入れ全面禁止」を決めてしまいました。
カナダやオーストラリアのように、他に地下鉄とか電車とかあればともかく、ここはほとんどクルマしか交通手段がない。約40,000台は来るといわれてる一般車両を締め出したら、混乱は間違いなし。バスで振り替え輸送するらしいけど、それで間に合うのかなあ。
と思いながら朝7時すぎにサーキットに来てみたら、周辺道路はみごとにガラガラ。ついでに観客席もガラガラ。クルマで来れないのならと、あきらめてしまった人も相当たくさんいるみたい。
シルバーストンの主催者は誇り高く、これまでバーニー側と対立を繰り返してきました。そこでわざとこんな時期にGPを開催させて悪評を立て、違うサーキットにイギリスGPを移してしまう計略だという、キナくさい話が流れてきたりもします。

プレスパーキングに停めてあるクルマも水没中。今夜、無事ホテルに帰れるだろうか。

予選の真っ最中だというのに、人影まばらのグランドスタンド。久々にエキサイティングな予選だったのに、もったいない。

ところで昨日のダイアリーで、「雪が降ったりということはなかった」と書きましたが、カメラマンいわく「なんだかヒョウみたいなのが降ってたよ」。午後のセッション中、目には見えなかったけど合羽をかぶった頭にパラパラ固いものが当たったんだそうです。
プレスルームでぬくぬくしてるから、こんな「誤報」をしてしまうんですね。反省。
で、この溶けかかった氷細工。きのう帰り際にジャガーモーターホームの前にひっそり置かれているのを発見しました。だいぶ溶けてるから猫みたいに見えるけど、一応ジャガーです。やっぱり【ヒョウ】は、氷でできてる(・・・)。

ところでイギリスと言えば、やっぱりこれ。カフェテリアで食した典型的イギリスの昼食。ベーコンと豆とイモと、場合によっては目玉焼き。先々週のイモラで食べたものと、なんという違い。
こういうのを食べて、イギリス人は世界を征服したんでしょうね。

プレスルーム受付のガードマンのオジさんも、だいたい同じような朝食を摂っていた。

ほぼドライ路面になって予選終了。晴れ間も見えてやれやれと思ったら、突然ゴーという地響きとともに大雨。ちょうどF3000のスタート直前で、決勝グリッドに付いていたマシンの周りで、メカニックたちが右往左往。スタートは結局20分ほど遅れました。
明日のGP本番も、こうならないといいのですが。金曜のドライバーミーティングで、シューマッハ以下かなり強硬に、雨の際の安全策の徹底を申し入れたようです。ドライバーにとっては文字通り死活問題ですもんね。
|