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Report rd.01


「このホームステッドは、もてぎを占う上で、最も重要なレースだといえるね」

'97年のチャンピオン、A.ザナルディが、こうコメントした。
今シーズン、開幕の舞台となったホームステッドは、今年で3年目を迎えた新しいオーバルコースだが、このオフシーズンに改修がなされ、4角形オーバルから、ほぼ等しい2つのターン(オーバルの場合、コーナーとは言わない)を直線で結ぶコースへと生まれ変わった。そのため、コース全長は改修前と同じ1.5マイルであるが、平均スピードは、破格にアップ。
ポールポジションは、これまでのコースレコードを3マイル以上も更新し、217.451mph(約 348キロ/1周の平均速度が、である!)となった。
そう、昨年もてぎで行われたオープンテストの時にJ.バッサーが記録したトップスピードが215.18mphであり、ザナルディの言うとおり、もてぎでも同じ様な予選とレース展開が予想されるのである。
今さら言うまでもないが、もてぎの全長も1.5マイルで、ホームステッド同様2つのターンを直線で結ぶレイアウトとなっている。違いといえば、もてぎの場合、大きさの異なる2つのターンと、バンク角(ホームステッドの6度に対し、もてぎは10度)であり、路面の表面は、もてぎの方が圧倒的にスムーズだ。オープンテストの際にもてぎを訪れた全てのドライバーが絶賛した、そのスムーズな路面は、極度の緊張感とともにハイスピード・バトルを繰り広げるドライバーにとって、心強い味方となるのはいうまでもない。
ホームステッドのスピードアップは改修がもたらしたものであり、単純に昨年との比較はできないが、現場で情報を収集する限り、ニューモデルとなった今年のマシンは、昨年よりもスピードアップすることは確実。レースに関していえば、バンク角がたった4度の違いしかないものの、この数字がもたらす意味は大きく、ターンに一気に2台が並んで入っていける。
緒戦のホームステッドよりも速いスピードが予選で記録され、レースではさらにエキサイティングなサイド・バイ・サイドのバトルが繰り広げられるであろうもてぎが、今から楽しみである。


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