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全日本ロードレース選手権シリーズ
第9戦/最終戦 MFJ GP


伊藤真一(RVF/RC45)、シリーズチャンピオンを獲得!!
レースは、岡田が激しいトップ争いを制して優勝。2位スライト、3位ドゥーハン、4位エドワーズと、トップ4をホンダが独占。
GP250は、宇川が3位表彰台。

スーパーバイク(SB)のタイトル決定がかかった最終戦に、世界GPV5チャンピオンのミック・ドゥーハンと岡田忠之。スーパーバイク世界選手権(WSB)からアーロン・スライトとコーリン・エドワーズが海外招待選手として参戦した。
全日本SBランキングトップの伊藤真一は15位以上でチェッカーを受ければ、タイトルが決定だが、「勝ってタイトルを」と誓っていた。

予選は、スライトがWSBホンダのエースライダーの意地を見せ、1分29秒888で、30秒台の壁を破りコースレコードを記録しポールポジションを獲得した。2番手には、岡田が1分30秒036で2番手につけた。ミックは4番手でフロント・ロウ獲得。エドワーズは7番手、伊藤は8番手につけた。

決勝スタートでホールショットを奪ったのはスライト、それを、芳賀(Y)、岡田、ミックが追った。岡田は5ラップ目に1コーナーでスライトを捕らえトップに躍り出て、岡田がトップに立つ。トップ争いは岡田、スライトに絞られたかに見えたが、その闘いにミック、エドワーズが追いつき、トップ4台の激しい戦いに発展した。だが、周回遅れが絡んだことで、岡田、スライトが逃げ、ミック、コーリンは遅れてしまう。トップ争いは、岡田、スライトとなり、息詰まるバトルへと発展して行く。スライトはギリギリのブレーキングを見せて岡田に襲いかかるが、岡田は譲らず、そのままチェッカー。2位にスライト、3位にミック、4位にエドワーズが入り、トップ4を独占した。伊藤は7位でチェッカーを受け、タイトルを獲得した。伊藤にとっては、'90年に全日本500でタイトルを獲得して以来、2度目の栄冠となった。ホンダにとっては、'96年に青木拓磨が獲得して以来、2年ぶり3度目のSBタイトルとなった。

250は、加藤大治郎が怪我のためキャンセル。宇川徹がカストロールカラーで参戦。玉田誠がNSR250を駆ることになった。宇川は、久しぶりの全日本ながら、2番手を獲得しフロント・ロウに並ぶ。玉田は6番手となった。
決勝で、宇川は好ダッシュを見せトップに立つ、だが、5ラップ目に中野(Y)に交わされ2位に、13ラップ目に松戸(Y)に先行され3位でチェッカー、表彰台に登った。玉田は5位で最終戦を終えた。

岡田 忠之(スーパーバイク/優勝)
ホンダの中のライダーの位置づけは、ミックが1番ですが、その図式を変えて行きたいと思っている。その第一歩にするためにも、ここでは、きっちり、勝負をして勝ちたかった。最初から、アーロンとミックの戦いになると思っていたので、気を引き締めて頑張りました。目標通り、勝つことが出来たので、自分では納得してます。

A.スライト(スーパーバイク/2位)
作戦としては、終盤バックストレートのブレーキングかシケインで岡田を抜くつもりだったけど、周回遅れが出てしまったこともあったり、最終シケインで抜こうとした時、岡田がシフトミスしたので、予定が狂ってしまった。負けてしまったけど、マシンもタイヤもいい感触があるので、来年は、チャンピオンを取れるように頑張りたい。

M.ドゥーハン(スーパーバイク/3位)
世界の4メーカーのある日本のモータースポーツ人気は、世界のモータースポーツに影響を与えるので、自分が走ることで、日本のファンが喜んでくれたのなら嬉しい。 '95年にスーパーバイクを数週、テストした以来のスーパーバイクだったが、ほとんど、走る時間はなかった。それを、考えると、いいレースが出来たと思う。

C.エドワーズ(スーパーバイク/4位)
トップ4が、同じホンダだったことから、抜くポイントがなく、前に出ることが難しかった。でも、いいレースが出来たと思う。この経験を生かして、来年のスーパーバイク世界選手権で頑張りたい。

伊藤 真一(スーパーバイク/7位)
ここで、勝ってチャンピオンを決めたかったけど、タイヤの選択をミスしてしまい、ペースを上げることが出来ないとわかった時点で、タイトル獲得へと気持ちを切り換えました。タイトルを取ることが出来てホッとしています。来年は、更にステップアップを目指して頑張ります。

武田 雄一(スーパーバイク/11位)
スタートに失敗してしまい、思うような走りが出来ずに終わってしまいました。今シーズンは開幕戦でケガをしてしまったことで、リズムを掴むことが出来ずに過ぎてしまったように思います。来年は、コンディションを整え、挑みたいです。

宇川 徹(GP250/3位)
世界GPでお世話になったミシュランタイヤが、今季限りで250から撤退してしまうので、最後のレースで勝って恩返しがしたかったのに、勝つことが出来ずに残念です。来年の体制は、まだ、決まっていませんが、僕としては、最後の世界GPだという心構えで、頑張りたいと思っています。

※出場を予定していたA.クリビエは、ロードレース世界選手権シリーズ第14戦/最終戦アルゼンチンGPの転倒による怪我のため、来日中止となりました。

●ご声援、ありがとうございました。

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