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全日本ロードレース選手権シリーズ
第5戦MINEサーキット


猛暑の中で、伊藤が独走優勝を飾る!武田、4位。
GP250の加藤大治郎は、惜しくもリタイア。

約2ヵ月のインターバルを置いて全日本が山口県MINEで開催された。スーパーバイクは全日本2連勝、8耐2連覇を飾り絶好調の伊藤真一が、事前テストからトップタイムをマーク。上位6台がコースレコードを記録する激戦となった予選でも、ポールポジシインを獲得した。鈴鹿8時間耐久リタイアの無念を晴らそうと誓う武田は6番手から勝利を狙った。
決勝は晴天に恵まれ、気温は32.5度だが、体感温度は35度以上で猛暑。ジリジリと焼けるような日差しの中、好スタートを切ったのは伊藤。武田は2番手につけ伊藤をマーク、激しいトップ争いを見せる。だが、好調の伊藤は、次第に後続を引き離す。武田に変わって伊藤を追う梁(S)が痛恨の転倒。2番手には武石(K)、3番手に北川(S)となり、武田は4番手へと後退する。伊藤は、1分26秒台のハイペースで飛ばす。その差は、ジワジワと広がり、15ラップ目には4秒と広がった。それでも、伊藤はペースを落とすことなく自分の走りを貫き、完璧なポール to フィニッシュで今季3勝目のチェッカーをくぐり抜けた。
この勝利で、伊藤はランキンクトップへと躍り出て、タイトル獲得に向けて大きく前進した。鈴鹿8時間耐久2連覇、全日本3連勝を飾った伊藤は、大粒の汗を拭いながら「これで、やっと、夏休みが取れそうだ」とホッとため息。昨年、購入したクルーザーで、海に出掛け「マリンスポーツを楽しみたい」と笑顔を見せた。 2位には武石、3位北川となり、武田は4位でチェッカーを受け、これからの巻き返しを期待させた。

GP250は、中野(Y)の5連勝を止めようと、大治郎のピットには、2台のリニューアルされたNSRが持ち込まれた。戦闘力がアップされたマシンで、大治郎は果敢にタイムアタック。中野と激しいポールポジション争いを繰り広げた。トップは中野となり、大治郎は2番手となるが手応えは充分だった。
決勝朝のフリー走行で、大治郎はトップタイムを叩きだし中野を突き放す。絶妙なスタートでホールショットを奪った大治郎は、レースをリードする。だが、トップで最終コーナーをクリアしようとした時に痛恨の転倒。その脇を中野かすり抜け、そのまま勝利、5連勝を飾った。2位には亀谷(S)、3位に松戸(Y)が入り、表彰台に登った。
大治郎はリタイアとなってしまったが、その速さは、充分な話題を振りまき、今後への期待を大きくさせた。

伊藤 真一(スーパーバイク/優勝)
予選結果を見ても、混戦になると思っていた。抜くポイントが少ないMINEでは、独走優勝は難しいので、なるべく、スタートをうまく決めてトップに立ちたかった。その願い通りに、スタートが上手く行ったので自分のペースで走り切ることが出来た。中盤くらいから、体力的にはきつくなっていたし、バックマーカーが出たりと、辛い部分もあったが、結果オーライ。勝つことが出来てホッとしている。

武田 雄一(スーパーバイク/4位)
結果には納得していないけど、レースを走り切ることが出来た充実感はあります。全日本前半戦は開幕戦の怪我の影響で、キャンセルもあったり、うまく走ることが出来なかったり、鈴鹿8時間耐久では、リタイアだったりといいことろがなかった。だから、なんとしても、チェッカーが受けたかった。最後まで、走り切ることが出来て勉強になったし、自信にもなった。

加藤 大治郎(GP250/リタイア)
スタッフが一生懸命に作ってくれたマシンで、事前テスト、予選と走り込んで、タイムも出ていたから、絶対に勝つという気持ちでグリッドについた。でも、転倒してしまって、スタッフに申し訳なくて、自分が許せない気持ちです。

●次戦は、9月6日鈴鹿サーキットで開催されます。

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