OCEAN MASTER STORY

世界のプロが選んだHonda

世界で活躍するHonda船外機の
知られざるストーリー

2017.06.26
名匠一族の新たなる挑戦 10

外板に張られていく豪華美材
ホンジュラス・マホガニーが登場

4月1日、記念すべき1本目の32尺長の外板材をチークの上に張る。佐野社長(奥側)のアドバイスを受ける龍也氏。
位置が決ったところで、舳(みよし=ステム)との合わせ部分に、鉋を掛ける龍也氏。
1本目のホンジュラス・マホガニーが接着された。
続いて2本目のホンジュラス・マホガニーが張られた。すでに1本目には直径3分のガイドホールが開けられ、木ねじで1層目のチーク材に固着されている。
張られた外板材に、次々に木ねじがねじ込まれていく。
3分(9mm)のガイドホールを埋めるために、柾目のホンジュラス・マホガニーで入れ木を製作。
これが入れ木だ。
無数に開いていたガイドホールに入れ木が埋め込まれ、そしてサンディンされた右舷。もの凄い美しさだ。
向かって右(右舷側)は2層目のホンジュラス・マホガニーを張り終えた。一方の左舷側は1層目のチーク材。
左舷側の外板材を張る龍也氏。横に建造がはじまった和船が見える。
取材協力:(有)佐野造船所
文・写真:大野晴一郎
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