ママのためのデジカメ講座

その1

おうちで素敵フォトを撮るための基本テク

まずは基本から。「残念フォト」と「素敵フォト」の違いとは?

その1 おうちで素敵フォトを撮るための基本テク まずは基本から。「残念フォト」と「素敵フォト」の違いとは?

おうちで撮った写真のありがちな「トホホ」

スタジオで撮った素敵フォトと、おうちで撮った「人に見せるにはちょっと恥ずかしい」残念フォト。違いは「生活感」にあります。背景が雑然としていることが主な原因。オシャレなインテリアであれば逆に演出小物になりますが、そうでなければなるべく「背景をシンプルに」することを意識して。

レンズの絞りを開けて(F値を小さくして)背景をぼかすのもよいでしょう。その際は写したくない背景と子どもをなるべく離して撮ります。また、子どもを「ど真ん中」に置くのではなく、真ん中よりちょっとずらすと構図のマジックで素敵フォトに(→参考:Vol.3 「構図」を覚えてプロみたいな写真を撮ろう!)。

残念フォトは生活感たっぷり・・・

残念フォトは生活感たっぷり・・・

対して素敵フォトは「シンプルな背景」ですっきり。後ろがぼけていることで「奥行き感」も。撮りたいもの(この写真の場合は子どもの顔)を「真ん中よりちょっとずらす」こともポイント

対して素敵フォトは「シンプルな背景」ですっきり。後ろがぼけていることで「奥行き感」も。撮りたいもの(この写真の場合は子どもの顔)を「真ん中よりちょっとずらす」こともポイント

おうちにあるこんなモノやスペースが使える!

フォトスタジオでは、顔色を明るくしたり瞳をキラキラさせたりするために照明を使うことも。おうちで簡単に再現するなら、デスクライトなどを子どもと撮影者の間に置いたり、ストロボ(フラッシュ)の代わりとして使う方法があります。
もっと手軽なのは「レフ板」を使うこと。白い画用紙や布、アルミホイルでも代用できます。光の差す方向に対して角度をつけて子どもの顔に光を当て、当たり方を見ながら角度を調整しましょう。

レフ板は角度が合っていればよいので、離れた場所から当てても大丈夫

レフ板は角度が合っていればよいので、離れた場所から当てても大丈夫

レフ板なし

レフ板なし

レフ板あり。顔の明るさや瞳のキラキラ感が違います

レフ板あり。顔の明るさや瞳のキラキラ感が違います

おうちに白いスペースがなければ、白いシーツなどを敷いたり家具に掛けたりして工夫を

おうちに白いスペースがなければ、白いシーツなどを敷いたり家具に掛けたりして工夫を

ソファなどの白い家具や白のレースカーテンは、大きなレフ板のようなもの。理想の撮影スポットになります。また、レースのカーテンには直射日光を和らげ、ふんわりした雰囲気の写真が撮れる効果も。

観葉植物などの「グリーン」は人物を引き立てる最強の撮影小物。子どもの後ろや前に置いてぼかして撮ると、奥行き感が出て趣のある写真に。絞りを開いて(F値を小さくして)、子どもにピントを合わせて撮りましょう。

グリーンを前に置いてぼかすと(前ボケ)奥を覗いているような神秘的な印象を与える効果も

グリーンを前に置いてぼかすと(前ボケ)奥を覗いているような神秘的な印象を与える効果も

シンメトリー構図はアート風のオシャレな写真に。お揃いの家具や小物があればいろいろな配置を試してみて

シンメトリー構図はアート風のオシャレな写真に。お揃いの家具や小物があればいろいろな配置を試してみて

ダイニングテーブルと揃いの椅子があるなら、子どもを中心にしたこんなシンメトリーな写真も撮れます。

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