Vol.6 フォトスタジオみたいな素敵な子ども写真が撮りたい!
その1
まずは基本から。「残念フォト」と「素敵フォト」の違いとは?
スタジオで撮った素敵フォトと、おうちで撮った「人に見せるにはちょっと恥ずかしい」残念フォト。違いは「生活感」にあります。背景が雑然としていることが主な原因。オシャレなインテリアであれば逆に演出小物になりますが、そうでなければなるべく「背景をシンプルに」することを意識して。
レンズの絞りを開けて(F値を小さくして)背景をぼかすのもよいでしょう。その際は写したくない背景と子どもをなるべく離して撮ります。また、子どもを「ど真ん中」に置くのではなく、真ん中よりちょっとずらすと構図のマジックで素敵フォトに(→参考:Vol.3 「構図」を覚えてプロみたいな写真を撮ろう!)。
フォトスタジオでは、顔色を明るくしたり瞳をキラキラさせたりするために照明を使うことも。おうちで簡単に再現するなら、デスクライトなどを子どもと撮影者の間に置いたり、ストロボ(フラッシュ)の代わりとして使う方法があります。
もっと手軽なのは「レフ板」を使うこと。白い画用紙や布、アルミホイルでも代用できます。光の差す方向に対して角度をつけて子どもの顔に光を当て、当たり方を見ながら角度を調整しましょう。
ソファなどの白い家具や白のレースカーテンは、大きなレフ板のようなもの。理想の撮影スポットになります。また、レースのカーテンには直射日光を和らげ、ふんわりした雰囲気の写真が撮れる効果も。
観葉植物などの「グリーン」は人物を引き立てる最強の撮影小物。子どもの後ろや前に置いてぼかして撮ると、奥行き感が出て趣のある写真に。絞りを開いて(F値を小さくして)、子どもにピントを合わせて撮りましょう。
Vol.6 フォトスタジオみたいな素敵な子ども写真が撮りたい!