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ホソ(小水路)での付き場の探し方

フナ釣りのポイント
田んぼや耕地に水を引くための小さな水路はフナの生息域になっていることが多い。どこも同じような風景に見えてしまうが、フナが好む要素を覚えておくと、効率よく数を伸ばすことができる。大小の水路が交わる接続部や曲がり角など、変化のある場所には魚が集まりやすい。
もうひとつの大事な要素は、水の動きがあるかどうか。晩秋から冬にかけては田んぼに水を引かないため、場所によっては水が澱んで水質が悪化していることもある。このような場所にはフナも寄り付かないのでパスしよう。河川や湖沼と繋がっている機場や水門の周辺は年間を通して水が動きやすい好ポイントだ。
また、寒さが厳しくなるにつれてフナは水温の安定するやや深いポイントに移動しはじめる。ただしあまり深いとビギナーには釣りづらいので、まずは水深が数十cm程度の場所を探してサオをだしてみるといい。
ホソのポイント例
ホソの曲がり角や合流点は代表的なポイントのひとつ。コンクリートの壁際に仕掛けを下ろしてみよう
ホソの曲がり角や合流点は代表的なポイントのひとつ。コンクリートの壁際に仕掛けを下ろしてみよう
コンクリート護岸の水路には一定の間隔で支柱が入っていることが多い。直線的なホソではこの際にもフナがつきやすい。エグれている内側をタイトにねらってみよう
コンクリート護岸の水路には一定の間隔で支柱が入っていることが多い。直線的なホソではこの際にもフナがつきやすい。エグれている内側をタイトにねらってみよう
機場の周辺は一定の水深があり、安定して釣れるポイント。水も動きやすいので釣り場探しの目安にしよう
機場の周辺は一定の水深があり、安定して釣れるポイント。水も動きやすいので釣り場探しの目安にしよう
河川や湖沼と繋がっている水路も要チェック。フレッシュな水が供給されやすく、比較的水深もあるので魚が集まりやすい
河川や湖沼と繋がっている水路も要チェック。フレッシュな水が供給されやすく、比較的水深もあるので魚が集まりやすい
田んぼや畑のそばには水を落とすための排水口がある。この下は深くなっていることが多いので見逃さずにねらおう。写真右側に見える橋下の日陰もポイントのひとつ
田んぼや畑のそばには水を落とすための排水口がある。この下は深くなっていることが多いので見逃さずにねらおう。写真右側に見える橋下の日陰もポイントのひとつ
小ブナは障害物の周りを隠れ家にしていることも多い。水草のスキマや、岸辺から水面に覆いかぶさった植物の際などを正確にねらうことができれば釣果が伸びる
小ブナは障害物の周りを隠れ家にしていることも多い。水草のスキマや、岸辺から水面に覆いかぶさった植物の際などを正確にねらうことができれば釣果が伸びる
フナは水位が上昇すると浅場を目指して移動する習性がある。大雨のあとなど、水が増えていつものポイントでアタリが出ない時には極端に浅いエリアも探してみよう
フナは水位が上昇すると浅場を目指して移動する習性がある。大雨のあとなど、水が増えていつものポイントでアタリが出ない時には極端に浅いエリアも探してみよう
田んぼは稲刈りが終わると水を落とすが、ハス田(写真奥)などは周年水をたたえている。このような耕地の周辺にあるホソは水が動きやすい
田んぼは稲刈りが終わると水を落とすが、ハス田(写真奥)などは周年水をたたえている。このような耕地の周辺にあるホソは水が動きやすい
水がほとんど動かない場所は水質が悪化して溶存酸素量が減り、魚がいないことが多い。水面に油分が浮かんでいるようなエリアは基本的にパスしよう
水がほとんど動かない場所は水質が悪化して溶存酸素量が減り、魚がいないことが多い。水面に油分が浮かんでいるようなエリアは基本的にパスしよう
※このコンテンツは、2010年11月の情報をもとに作成しております。 最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。