ウキが止まるまで、もうちょっとガマン!
テナガエビ釣りは、ザリガニ釣りと似ているようで大きく違う点がある。ザリガニには釣りバリは不要で、イトに結んだスルメをガッチリとハサミでつかませて持ち上げればいい。一方、テナガエビ釣りではごく小さなハリを使う。つまり、エサをしっかりと口に入れさせてからハリに掛ける必要があるのだ。
ウキが動いた直後に合わせてしまうと、活性の高い時以外はなかなか掛からない。水中でのテナガエビの動きをイメージしながら、エサを食べはじめたタイミングを見計らってそっとサオを持ち上げてみよう。
魚を釣る場合と同じように、テナガエビは口にハリを掛けて釣りあげる
(1)エサが近くに落ちると、テナガエビは興味を示して近づいてくる
(2)ウキが激しく上下したり、横へ動いても合わせてはダメ。テナガエビは手でエサをつかんでいるだけなので、異変を感じて放されてしまう
(3)テナガエビは安心してエサを食べられる場所まで戻ってからようやくエサを口にする。ウキが止まるまではガマンしよう。ただし、止まってから待ちすぎると
根掛かりの可能性アリ
(4)ウキが止まったら、仕掛けを真上に10cmほど持ち上げてみる。ハリ掛かりしていればテナガエビの重みと「ビン、ビンッ!」という強い引きを感じるはず。そのままゆっくり抜きあげよう。異常がなければ再び沈めて待つ
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テナガエビの潜んでいそうなブロックの際へ仕掛けを落とす
2
浅い場所をねらう場合もウキが水面下に沈むように
ウキ下を調節する
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エサが沈んだらウキをしばらく観察して、アタリがなければ次のポイントへ
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ウキに反応が現われたら、動きが止まってからサオを静かに持ち上げてみる。テナガエビが掛かっていれば「ビンッ、ビンッ!」とイトを弾くような感触が伝わってくるので、そのまま抜き上げよう
ウキに反応が現われたら、動きが止まってからサオを静かに持ち上げてみる。テナガエビが掛かっていれば「ビンッ、ビンッ!」とイトを弾くような感触が伝わってくるので、そのまま抜き上げよう
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テナガエビのハサミでつかまれてもケガはしないが、このように指で挟んでしまえば暴れず持ちやすい
テナガエビのハサミでつかまれてもケガはしないが、このように指で挟んでしまえば暴れず持ちやすい
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掛かったハリを引っぱって外そうとすると、ハリスが切れたり、テナガエビが死んでしまう原因になる。ピンセットを使って丁寧に取ろう
※このコンテンツは、2010年6月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。