とびきりの離島で
たっぷりデイ&ナイト
N-BOXで壱岐島を
自在に釣り巡る!

釣りファンなら誰もが行ってみたい「離島」の釣り。その魅力はなんといっても、本土に比べて圧倒的に釣り人が少なく、磯でも港でものびのびロッドを振れることだ。さらに四方を海に囲まれているのでポイントも多く、クルマがあれば文字どおり鬼に金棒(⁉)の釣りができる。本格的な春の到来を前に、とびきりの島時間を求めて走り回る!

九州でも人気の離島釣り場へ

こんにちは。Honda釣り倶楽部の監修をしているつり人社の八木です。
今回は日ごとに暖かさを増す陽気に誘われて、待望の離島に来てしまいました! 夢の釣り場を駆け回るアングラーはこの二人です!

こんにちは! つり人社『月刊つり人』編集部の長島です。
長島祐馬(ながしま・ゆうま)
『月刊つり人』編集部員。関東出身ながら大学時代は四国の大学で渓流魚の研究に打ち込み、自然に恵まれた環境も生かして多ジャンルの釣りの楽しさに開眼。海釣りもライトゲームからオフショアフィッシングまで幅広く楽しむ。

そしてもう一人、昔からこの島が大好きで、今でも欠かさず通っているというこちらの方です!

こんにちは。芝賢です。伊豆半島でのバイクエギング旅に続いて、長島さんと再び一緒に釣りができるということで、非常に楽しみです!
芝 賢(しば・けん)
大手釣りメーカーでエギングのモニターを務めるソルトアングラー。ライトソルトゲームからロックショアまで、海のルアーフィッシングを幅広く愛好する。関東在住だが、東北から九州まで各地のフィールドに出かけている

で、我々が今どこにいるかと言いますと、長崎県の壱岐島(壱岐)です!
釣りファンには40cmを優に超えるデカアジ・ギガアジが釣れることでも有名ですね。

はい。でも、実際はアジだけでなく、こちらでいうヒラス(ヒラマサ)やヤズ(ブリ)の大ものもねらえますし、ヒラスズキやアオリイカの魚影も年間をとおして濃いんです。
もちろん、それぞれの釣りにシーズンはあるのですが、あまりに釣り場が素晴らしいので、3ヵ月間、アルバイトをしながら壱岐に住んでいたことがあります(笑)
いいなぁ、そういう島滞在! アングラーなら誰でも「離島には夢がある」と言いますからね。

そうだよね。で、壱岐を釣り巡るならゼッタイにクルマが便利。そこで今回は本土からカーフェリーでやって来ました! ちなみにクルマはN-BOX Customです。

大正解だと思います!
壱岐にもレンタカーはあるんですけど、最近はレンタカー会社も人手が足りなくて、昔のように港までクルマを持って来てくれるサービスがなくなったりしているので、カーフェリーなら自分のペースで、荷物も最初から積んで来られるから便利です。
N-BOXのような軽自動車なら小回りも利くので、島内の釣り場にある狭い道での取り回しもしやすいですね。
軽自動車で全長がコンパクトなら、カーフェリーの料金も若干お得ですもんね。

そういうこと! それでいて釣り道具はたっぷり積み込める。N-BOXの頼もしいところです。

2月下旬、二人が利用したのはHondaのカーシェアであるEveryGo。無料の会員登録をしておけば、Honda車を手軽かつリーズナブルに利用できる。今回はコンパクトサイズで燃費も良好、釣り具もたっぷり積めるN-BOX Customをチョイス。夜出発のカーフェリーの時間まで、品ぞろえ豊富な地元釣具店でご当地モデルを含むルアーも買い足した
壱岐へは博多港からカーフェリー(1日4便/片道約2時間半)で渡ることができる。好きな釣り具を、好きなだけ積んで、壱岐に深夜着の便でもすぐに行動できてしまう。今回は夜の23:00に壱岐郷ノ浦港に到着する便を利用した

島に到着した二人は、夜の港とその延長の朝マヅメの釣りにそのまま出発!「カーフェリーで寝られたので休養は充分です!」と声をそろえ、意気揚々と釣り場に繰り出した

めざせ青もの!
一発大もののチャンスはあるか?

釣り初日、朝マヅメは島の南東にある地磯で青もの(ヒラマサやブリ)の回遊をねらう

20cm前後の大型ポッパーやペンシルを使い表層に魚を誘い出す。島では前週まで各所でブリの釣果が聞かれ、サワラも釣れているという情報だった

芝さん、本命はやっぱりヒラマサですか? ハイシーズンは秋なので、だいぶ終盤戦ではあると思うんですけど。
そうですね。正直ヒラマサはちょっと厳しいタイミングですけど、壱岐の場合、居残りも含めてチャンスは充分にあります。あとは先週までブリが好調だったと聞いているので、少なくともそれが出てくれればいいなと。
潮も動いていますし、海の雰囲気は悪くないですよ!
今日は北西風が強い予報ですが、ここは完全な風裏でまったく問題ありませんね。キャストもしやすい!
それが離島のいいところ。特に壱岐は島も大きいので、一周すればどこかで必ずサオがだせます。「せっかく離島に釣りに来たのに、風が強くてどこでもサオがだせない」というストレスがありません。
あっ、今チェイスがありましたよ!
芝さんのルアーの周りで3回ほど波紋が立つ反応があったもののヒットには至らず。日が高くなったところでさっそく場所を移動する

次に向かったのは島の北東にある人気地磯の赤瀬鼻。崖の上の駐車スペースから海側に下りるとダイナミックな磯が広がる

陸を振り返れば息をのむ絶壁!
沖ではカツオドリが小魚の群れに急降下。エサになるベイトフィッシュはたくさんいるようなのだが……
なかなかの強風!(笑)
これでも風裏寄りの場所にいるはずですけど、朝イチのポイントに比べるとだいぶ波風がありますね。
日中に青ものを釣るには、これくらいの風波はむしろOKですけど、今日はなんだか反応が薄いなぁ~。もう少しやって厳しかったら、他の磯や港へ行きましょう。先週は港内でもブリが上がっていたそうなので!
了解です!
この時、壱岐の周辺はイルカの群れが回り始めていたらしい。こういうタイミングは青ものが警戒して釣れにくくなったりする

しかし、芝さんも長島君もタフだよね〜。朝マヅメの前も「パトロール」とかいって、夜通し漁港でサオをだしていたでしょ?

そりゃもう、せっかく離島に来たんですから!(笑)
本命ポイントだった赤瀬鼻での反応が薄いと見た二人はさらに移動を重ね、島の東側にある漁港やその周辺の磯もチェックした
しかしこの日は一尾が遠い! 昼食を挟み、午後の干潮(潮止まり)の時間帯に合わせてもう一度赤瀬鼻に入ってみたものの、風はさらに強くなり、残念ながら青もののチェイスは見られなかった
壱岐の
ロックショア用タックル

本格的なロックショアフィッシング(磯からのソルトルアーフィッシング)を楽しめる壱岐。芝さんのおすすめは、青ものの回遊がある時に使う「青もの用」と、サラシが出ている時にチャンスがある「ヒラスズキ用」の2つのタックルを用意しておくことだ。また、どちらの場合も安全に釣りをするために、磯用ゲームベスト、磯用シューズ、ウエットタイツは着用する。

ヒラマサ、ブリ用タックル
  • ●ロッド:ショアキャスティング用ロッド・10フィートクラス
  • ●リール:ソルト用スピニング14000番XG+PE6号300m+リーダー140ポンド
  • ●ルアー:200mm前後のポッパーとペンシルベイト
ヒラスズキ用タックル
  • ●ロッド:ショアシーバス用ロッド・11フィートクラス
  • ●リール:ソルト用スピニングC5000番XG+PE1.2号300m+リーダー20~40ポンド
  • ●ルアー:80~140mmのフローティングミノーとシンキングミノー。そのほかにワーム系ルアーなど
  • ※走行中は安全のため、シートベルトをお締めください。
  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※このコンテンツは、2025年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。