白銀のアウトドアを満喫!
桧原湖の氷上ワカサギ釣り&
雪中キャンプ

氷上ワカサギ釣りは、この時期ならではの自然を身近に感じられ、独自の釣趣もあることから、各地で心待ちにしているファンが多い。今回は「Hondaキャンプ」とのコラボレーションで、その楽しさをわかりやすく紹介します!
また、「Hondaキャンプ」にも今回楽しんだ薪ストーブをテントに入れた雪中キャンプの詳しい方法を紹介しているコラボ記事があるので、ぜひそちらもご覧ください。

日常を離れて白銀の世界へ

こんにちは。Honda釣り倶楽部の監修をしているつり人社の八木です。今回のテーマは「氷上ワカサギ釣り」。冬の湖を象徴する釣りですが、その実践方法をこれまでにないコラボレーションでお伝えするべく、福島県の桧原湖にやって来ました! まず、氷上ワカサギ釣りの魅力を教えてくれるゲストはこの方です!

こんにちは! 千島克也です。よろしくお願いします。
千島克也(ちしま・かつや)
大手釣り具メーカーの渓流釣りテスターを務め、秋から冬にかけてはワカサギ釣りの名人としても活躍しているアングラー。氷上ワカサギ釣りにも毎シーズン欠かさず出かけている。

千島さん、今年も無事に結氷しましたね!

年明けまでは、雪は多くても気温が下がり切らないということで気をもんでいたのですが、2月に入って桧原湖も「氷上解禁」になりました。本当に良かったです。

近年は暖冬の影響で、結氷しないシーズンもありましたからね。そして今回、私たちと一緒に氷上ワカサギ釣りを体験してもらうのが、こちらのメンバーです!

こんにちは!「Hondaキャンプ」で監修とライティングをしている佐久間です。釣りは以前から興味津々なのですが、しっかり教えてもらえる機会がなく、今回はめちゃくちゃ楽しみです!
こんにちは! 同じく「Hondaキャンプ」の監修をしているこいしです。聞いてはいましたけど、釣りってやっぱり朝が早いんですねぇ……。
佐久間亮介(さくま・りょうすけ)
「Hondaキャンプ」の監修者兼ライター。自らキャンプ場を運営し、これまで滞在した国内外のキャンプ場は300ヵ所を超える。
こいしゆうか
「Hondaキャンプ」監修メンバーで、男性目線で語られがちなキャンプに、女性目線をいち早く取り入れてきた第一人者。釣りはほぼ未経験。

お二人ともよろしくお願いします! こいしさん、もうすぐ空も明るくなりますので頑張ってくださいね(笑) 。今回は釣りのあとに、本格的な雪中キャンプも体験できるということで、私たちも楽しみにしています。

まずは釣りですね。お二人はこれまでワカサギ釣りをしたことはありますか?
以前に桧原湖でレンタル道具を借りてやったことがあります。その時は湖に浮かべた小屋での釣りだったんですけど、室内は暖房が利いていてポカポカなので驚きました。

桧原湖はワカサギ釣りの案内をしている釣宿やキャンプ場が多くて、湖が結氷するまでの間は、湖上に浮かべた屋形船などが主な釣り場になります。その後、湖が結氷する2月から3月いっぱいは氷上釣りの季節になります。

私はワカサギ釣りそのものが全くの初めてなんですけど、大丈夫なのかな?

もちろん大丈夫ですよ。今日はそんなお二人に、本格的な氷上ワカサギ釣りの世界をぜひ体験してもらいたいと思います。さっそく始めましょう!

2月上旬、FREED CROSSTAR でやって来た桧原湖は「ここ20年でも最大の積雪量」という雪景色。朝の気温はマイナス4℃だった。FREED CROSSTARはe:HEV×リアルタイムAWDシステムを搭載しており、雪道やウエット路面でのスリップしやすいロケーションでも、ストレスなく運転できる(※撮影車両は冬用タイヤを装着しています)
キャンプチームとは桧原湖畔ホテルの駐車場で待ち合わせ。今回の釣宿である「風来坊」の送迎用スノーモービル発着所になっている
ワカサギ釣りに必要な道具の手配はすべて釣りチームが担当。FREED CROSSTAR(FF/5人乗り)のビッグ&フレキシブルラゲッジは、タテ・ヨコに広く低い開口部で、荷物の積み降ろしがラクに行え、さらに荷室用ユーティリティボードが荷室を上下に分割して有効活用。大型のワカサギ釣り用テントを含めて、4人分のワカサギ釣り道具がすっきり収められる
ホテルの受付で遊漁券を購入し駐車料金を支払うと、あとは釣り場となる湖上(氷上)まで送迎してもらえる
スノーモービルには荷物用のソリも付いており人と荷物を一度に運べる。乗車時間は数分だが、釣り場への移動からすでにスノーアクティビティだ
磐梯山を正面に望む湖上に到着。ここから釣りをするための穴開け作業とワカサギ釣り用テントの設営に取り掛かる

ワカサギ釣り用テントの設営で
ウォーミングアップ⁉

湖のどこでワカサギがよく釣れるかは、同じ湖でも年によって変わります。直近の釣果から「だいたいこのあたり」という情報が得られますので、そのエリアに到着したら、あとは自分で穴を掘ってみて、魚群探知機(魚探)でワカサギの群れがいるか確認するというのが最初の作業になりますね。
そうなんですか! 当たり前なのかもしれませんが、自分で穴を開けて魚を探すなんて驚きました。
この釣りを楽しみにしているファンには「マイドリル」を持っている人も少なくないんですよ。あとは送迎サービスをしているようなところに貸してもらえる場合もあります。
何もない真っ白な湖上に立っているだけで気持ちいい!
もうすっかり目も覚めました(笑)

穴を開ける作業はアイスドリルを使う。今回は例年に比べても雪もかなり深かったため、長さを伸ばすアダプターと電動ドリルを取り付けたうえで、慣れた千島さんが作業を担当した

穴を貫通させたら、引き上げるドリルで砕けた氷を掻き出しつつ、さらに長い柄のついた氷すくい(ザル)も使って氷を取り除く。雪が穴に落ちるといつまでも氷がなくならないので、実際は周囲の雪をある程度踏み固めてから作業するとよい

穴が開いたら魚探の振動子を垂らして魚影をチェック。ワカサギらしい反応があれば、そこがテントおよび釣り座を設置する場所の候補になる
テントを設営する際は、最初にスコップなどで地面をならし固めておく。すると「テント設営なら任せてください!」と、キャンプチームが作業を買って出た
今回は大人5~6人がゆったり釣り座を構えられる大型のワカサギ釣り用テント(PROXクイックドームテント パオグラン ビッグ/380)を用意。周囲に12カ所配置された紐を引くだけで骨格ができ自立する
周囲のスカート部分に雪を積んで重石にしたら設営は完了。あとはテント内に穴を開けて釣り座を準備すれば釣りのスタートだ

キャンプチームのお二人、やっぱりテント設営はお手のものですね! 地面をならす重労働(?)もお任せしてしまい恐縮です。

目が覚めたついでに準備運動も完了で、釣りのウォーミングアップもばっちりですよ(笑)
釣りはとっても楽しみなんですけど、こいしさんだけには負けたくないなぁ……。
お二人はキャンプ仲間で和気あいあいなのかと思いきや、けっこうバチバチなんですね。うっすら気配は感じましたけれど!
釣り道具は平等に使いやすいものを用意させていただいたので、お互いぜひたくさん釣ってください(笑)
氷上ワカサギ釣りの道具類
テント内に設置した釣り座と道具類。①暖房器具(換気はしっかり行い一酸化炭素中毒に注意)、②魚探(1台あると群れの有無が随時確認でき効率的に釣りができる。振動子はワカサギ釣り用のものを釣りとは別に開けた穴から下ろす)、③座椅子(クッションでも可)、
④ワカサギ釣り用電動リール&穂先(ミチイトの先には仕掛けとオモリをセット)、⑤叩き台、⑥イケス&ハリ外し、⑦ハサミ、⑧エサ(白サシ、紅サシ)、⑨氷すくい(柄の付いたザル)といったアイテムを整頓して並べる
ちなみにこれらのアイテムを釣り場まで運ぶのにはソリ(ネットカバーも併用)を使い、アイスドリルやスコップも積んでおく。今回はスノーモービルの送迎を利用できたが、その場合もソリがあれば運びたい荷物を効率よく預けられる
  • ※走行中は安全のため、シートベルトをお締めください。
  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※このコンテンツは、2025年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。