渓流オフシーズンに楽しむトラウトフィッシングを徹底攻略!エリアトラウト編(3ページ目)

ゲットできるトラウトは
何種類?
力を合わせて五目釣りに
チャレンジ!

午前中の釣りを終えたところで、和田さんと新井が釣った魚はニジマスの1種類。するとコーディネーターとして釣り場に来ていた八木から「お題」が出される。

今日のこれまでの釣りだけでも、エリアトラウトフィッシングの奥深さが垣間見えて面白いですね。で、このあとなのですが、今回訪れた「発光路の森フィッシングエリア」は、それぞれの池に異なるトラウトが放流されています。そこで、以下のミッションにチャレンジしてもらいたいと思います!

力を合わせて
5種のトラウトをゲットせよ!

  • ① 釣り場に放流されているトラウトから5種類以上を釣り上げる。
  • ② 釣り場のレギュレーションを守れば池の移動や使用するルアーは自由。
  • ③ ただし、5種類のうち3種類以上は新井が釣らなければならない。
おお! 僕が和田さんより多い3種類ですか。なかなかハードルが高いな!

難しい課題のほうが燃えるでしょ(笑)

釣り場のブログによると、ここ最近で池に放流されたのは、1号池が「ヤマメ、イワナ、ニジマス、サクラマス(20~25cm)」、2号池が「ブルックトラウト、ニジマス、銀桜サーモン(30~45cm)」、3号池が「ヤシオマス、ブラウントラウト、ジャガートラウト、姫神サーモン、頂鱒(40~65cm)」ですね。以前からいる魚も含めれば、他のトラウトもいる可能性はありますが。
3号池の大物は、数は多くないのでかなり厳しそうですけど、なんとか目標は達成したいですね! 私も頑張りますよ。
ミッション達成には数の多いニジマス以外の魚をいかに釣るかがカギと見た和田さんは、新井にアドバイスを送る
新井さん、先ほどミノーを使った釣りを紹介しましたけど、補足するとフローティングミノーはニジマスねらいによく使います。基本は巻いて止めるだけでOK。「潜らせて、浮上させる」の繰り返しです。
ニジマスはわりと一定の動きに反応する傾向があって、浮上しているミノーを見上げるようにしてバイトしてきます。
そうなんですか!
で、ニジマス以外の他のトラウトなんですが、ミノーであればトゥイッチだとかダートだとか、瞬間的に動かしてリアクションを誘うような釣り方に反応することが多いんですよ。そこを意識しておくと、魚種を変えたい時に役立つと思います。その際はフローティングでもシンキングでも構いませんが、要するに動かし方です。
了解しました!

和田さんのアドバイスで新井が取り出したのは、以前に購入してハリをシングルフックに替え、軽くなった分のウエイトを張るチューニングもしたという47mmサイズのシンキングミノー

するとアドバイスどおりにボトム付近でダートさせたところで、近くにいた「ニジマスではない」魚が反転してヒットした! 模様などからコーホサーモン(ギンザケ)系の魚と思われる

さらに和田さんも45mmサイズのシンキングミノーをチョイス。ボトム付近でアクションを加え「魚のスイッチを入れてやる」と白銀の魚体がきれいなサクラマスがヒットした

その後も池を移動しつつミノーでねらう。すると新井がニジマスを追加。これで「コーホサーモン系、サクラマス、ニジマス」の3種類(うち新井が2種類)となった
そしてシンキングミノーで和田さんが「ブラウントラウト」をヒット。釣り方は細かいトゥイッチを繰り返し、魚を刺激して食いつかせる方法がやはり効いた
これでトータル4種類まで行きましたね。あとは僕が何か違うトラウトを1種類釣ればミッションコンプリートです。でも、冷静に考えたら残されている魚種も少ないということだ……。
釣り方が同じだと、釣れる魚もどうしても変わりにくいですよね。今日のコンディションだと、ボトム付近が手堅い感じもあるので、もうひとつ違うタイプのルアーも使ってみましょうか。
ここで和田さんが教えてくれたのが「ボトムプラグ」と呼ばれるシンキングタイプのルアー。底付近まで沈めたあと、ロッドで動かすと細かくダートし、ニジマスにもそのほかのトラウトにも有効だという

すると2号池の一角のボトム付近を粘り強く探っていた新井に、それまでと違う模様のトラウトがヒット。ランディングネットに収まった魚を確認するとコンディションも良いイワナ。これでミッションコンプリートとなった!

和田さん、おかげさまでミッションクリアです! 二人で4種目まで行ったあとは、すでに釣れている魚がまたヒットしたりして、ちょっと難しいかなぁ〜と諦めかけていたのですが!
お見事です! 僕もヒットはするのですが、同じ種類のトラウトが続いていて、簡単に種類を増やせる状況ではなかったですからね。

新井君、今回は「冬季ニジマス釣り場」と「エリアトラウトフィッシング」と、2回にわたりみっちり釣りをしてもらったけれど、どうだった?

どちらもテクニックをしっかり教わることで、釣りが何倍も楽しくなることを改めて実感しました。
川での釣りと、ポンドでの釣りでは、釣り場の雰囲気もだいぶ違いますが、魚の反応をしっかり見ながら釣りをすることが釣果につながる点は共通していました。

そうだね。どちらのフィールドでも釣りができれば、オフシーズンのトラウトフィッシングの幅が大いに広げられると思います。今日はお二人ともお疲れさまでした!

これにて「エリアトラウト編」は終了。「冬季ニジマス釣り場 編」は下記よりご覧いただけます。

今回の釣り場

発光路の森フィッシングエリア
発光路の森フィッシングエリア
●問合先:
https://ov-hokkojinomori-fa.jimdosite.com/
●住所:
栃木県鹿沼市上粕尾900
●期間:
通年営業(火曜定休)
●料金:
1日券(男性5,000 円、女性子供3,500 円)のほか、午前券、午後券、時間券などがある
●釣法:
ルアー、フライ、テンカラ(土日祝は場所指定あり)

今回使用したクルマ

  • ※走行中は安全のため、シートベルトをお締めください。
  • ※安全のため、走行の際は後方視界をしっかり確保してください。
  • ※このコンテンツは、2025年2月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。