SCENE :
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ご当地グルメで味覚の宝庫を実感

的矢かきのフルコースを堪能!

ほとんど期待せずに放置していた投げザオに、シロギスの反応が!これくらいのサイズならフライやお刺身、昆布締めなんかにもぴったりです
ほとんど期待せずに放置していた投げザオに、シロギスの反応が!これくらいのサイズならフライやお刺身、昆布締めなんかにもぴったりです
これはオコゼの仲間かな? 背ビレなどのトゲに毒があるので要注意。名前の分からない魚が釣れたら、とりあえず素手では触らないほうが得策です
これはオコゼの仲間かな? 背ビレなどのトゲに毒があるので要注意。名前の分からない魚が釣れたら、とりあえず素手では触らないほうが得策です
そうはいっても、魚が釣れたのはいい兆候です。がんばってダンゴを撒いた効果が出てきたのかも! きっと今、このイカダの下には「年なし」クロダイがウヨウヨと……。妄想すること1時間、ぱったりとアタリが途絶えました。あのベラはいったいなんだったのでしょうか。ところが、今度はイカダの反対方向をねらっていた投げザオに反応が。プルプルと穂先が震えたような気がして、巻きあげてみると……いました! 20cm近い良型のシロギス! こっちは砂地の海底が広がっているようです。

シロギスは群れで行動する魚だから、まだほかにもいるはず。そう思ってエサをつけていたら、久乃ちゃんがすかさず同じポイントにキャストします。
久乃「あ、今、アタったかも……」
早い! なんと1投目で同サイズのキスを釣ってしまいました。
絵里子「あれ、さっきまで餌木投げてなかったっけ?」
いつの間にか、エギングロッドの先にはシロギス用の仕掛けが。1種類の釣りにこだわるのもいいけれど、臨機応変に「釣れる魚を釣る」というのも、海釣りならではの遊び方ですよね。え、粘りが足りないって?

結局、夕方までに釣れたのはベラ、シロギス、メバル、名前のわからないオコゼの仲間……というわけで、なんとか4種類。目標の五目にはビミョーに届いてないけど、大丈夫! 5つ目は「的矢ガキ」ってことにしちゃいましょー。
終了間際にはシロギスの一荷!大ものは出なかったけれど、初めての釣り場で試行錯誤した結果としてはまずまず(ってことにしておきましょう)
終了間際にはシロギスの一荷!大ものは出なかったけれど、初めての釣り場で試行錯誤した結果としてはまずまず(ってことにしておきましょう)
今回の宿は「丸定」さん。広々としたお部屋に海を望むお風呂、そしてなにより「的矢かき」を使った料理が人気です。しゃべりだしたら止まらない若女将と、飄々としたご主人のたたずまいが宿の明るい雰囲気を作り出しています
今回の宿は「丸定」さん。広々としたお部屋に海を望むお風呂、そしてなにより「的矢かき」を使った料理が人気です。しゃべりだしたら止まらない若女将と、飄々としたご主人のたたずまいが宿の明るい雰囲気を作り出しています
日が暮れるころに向かったのは「丸定」さんという旅館。この宿では、的矢カキを使ったフルコースが楽しめるんです。カキの料理といえばポン酢であえた生ガキか、焼くかフライかお鍋にするか……というのが定番ですよね。

ところが、次から次へと出てくるお料理を見てビックリ。レーズンと白ワインを使った甲州煮、グラタン風の「コキーユ」、ほうば焼きに茶碗蒸しなど、これまで味わったことのない新鮮なメニューが次から次へと出てきました。カキフライなどの定番を織り交ぜながら、カキの魅力をいろんな方法で引き出してるんだなぁと実感。メニューのほとんどがカキなのに、まったく飽きがこないのもスゴイ!
ホントは、ここに「クロダイの姿造り」「アオリイカの天ぷら」「マコガレイの煮付け」「サヨリの糸造り」「カワハギの肝和え」なんかが加わって、つり女子スペシャルディナーの出来上がり……となる予定だったんですけどね。ま、今回は天気も悪かったし、船長も「タイミングが悪かった」って言ってたもんね。
こちらは的矢かきのフルコース(4725円)。的矢カキがもっとも美味しくなる10月初旬から3月末までの限定メニューです
こちらは的矢かきのフルコース(4725円)。的矢カキがもっとも美味しくなる10月初旬から3月末までの限定メニューです
的矢湾はカキのエサになるプランクトンが豊富で、海水の流出入なども養殖に最適なのだとか。丸々と太っていて旨みが強いのが特徴です
的矢湾はカキのエサになるプランクトンが豊富で、海水の流出入なども養殖に最適なのだとか。丸々と太っていて旨みが強いのが特徴です
え、こんな寂しい釣果のままで終わっちゃうの? って思ったそこのアナタ! 実はこの夜、ちょっとすごい出来事があったんです。つり女子2名がお風呂に入ってビールを飲んで部屋でおしゃべりに夢中になっていたころ、スタッフで参加していた落合君が、なんと宿のすぐ前の海で43cmのクロダイをキャッチ! 落合君といえば「Hondaで行く 魚GET大作戦 MISSION2」でもでっかいマゴチを釣ってましたよね。さすが、"持ってる"男子は違う! 翌日、宿のご主人が見事な姿造りを作ってくれました。新鮮なクロダイは身が締まって美味しかった~。これで見事に五目達成です!……ってダメ?
編集部員・落合君がなんとメバル用ワームで釣った43cmのクロダイ。もちろん、撮影後にスタッフが美味しくいただきました
編集部員・落合君がなんとメバル用ワームで釣った43cmのクロダイ。もちろん、撮影後にスタッフが美味しくいただきました
【取材協力】
まごころの宿 丸定
〒517-0204 三重県志摩市磯部町的矢934-5
TEL:0599-57-2248
https://www.matoya-marusada.com/
※撮影:浦壮一郎/文:水藤友基
※このコンテンツは、2011年2月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
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