SCENE :
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つり女子必見!“ネイルスプーン”の作り方

つり女子必見!“ネイルスプーン”の作り方

オシャレ+ルアー=!?

カラフルなルアーボックス!?いいえ、全部ネイルアート用品です
カラフルなルアーボックス!?いいえ、全部ネイルアート用品です
ルアーって、何かに似てますよね。
「小魚!」
「水生昆虫!」
いや、そういうんじゃなくてさ。女の子が初めてルアーを目にした時、直感的に思い浮かぶのは「なんだかちょっとアクセサリーみたい」ってことなんです。釣り初心者のマミヤちゃんも、さっき同じようなことを言ってたよね。
特にトラウト用のスプーンは小さくてキラキラ光ってるから、フックを外せばそのままピアスやペンダントになりそう。そんなふうに思ってたところへ、前回の釣り場でインストラクターさんから「色によって魚の反応が変わる」という話を教えてもらって、あるアイデアがひらめいたんです。

「スプーンをネイルアートの要領で塗れば、自分だけのオリジナルカラーが作れるかも!?」
実は私、以前にネイルアーティストの勉強をしていたことがあって、ネイルにはちょっとうるさいんです。「ネイルって何?」っていう男子のために説明しておくと――手や足の爪(=ネイル)に色を塗ったりするオシャレのこと。「マニキュア」なんかもそうだけど、「ネイルアート」と呼ぶ場合は色だけでなく、ラメなどの装飾全般を指します。

ネイルスプーン #1

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まずスプーンにラメ入りのネイルポリッシュを塗って……
まずスプーンにラメ入りのネイルポリッシュを塗って……
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乾かないうちに「ホロ」という素材を 付着させ……
乾かないうちに「ホロ」という素材を 付着させ……
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この上から再びネイルポリッシュで コーティングすれば完成!
この上から再びネイルポリッシュで コーティングすれば完成!
さっそく、自前のネイルアート用品をフル活用して、数種類のオリジナル・カラーを作ってみました。自分で言うのもなんですが……これ、かなりいい感じじゃない? ネイル用品を「釣り」の視点で見直すと、色やラメのバリエーションも、意外に使えるものが揃ってるんですよね。釣れそう!って思えるカラーがいくつもできあがりました。

ネイルスプーン #2

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ピンクのマニキュアを縦方向に塗って……
ピンクのマニキュアを縦方向に塗って……
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さらにラメ入りのネイルポリッシュを塗って……
さらにラメ入りのネイルポリッシュを塗って……
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星型のホロを好きなところに置いて完成!
星型のホロを好きなところに置いて完成!
「だけど、すぐに剥げちゃうんじゃないの?」って思った男性諸君。女子に笑われちゃいますよ! そのままお風呂に入っても簡単には取れないくらいの耐久性があるから大丈夫。たとえばプロのネイルアーティストさんに塗ってもらったあと、もったいないから数日間は落とさずに過ごす人もいますよ……常識ですよね、つり女子の皆さん?
小一時間であっという間にできあがり!
小一時間であっという間にできあがり!

ネイルスプーンの実力。

真剣なまなざしのマリコちゃん。いろんな釣りを経験したおかげでしょうか、サオさばきが様になってます
手前の2つは“ゼスト スパークカラー”です
手前の2つは“ゼスト スパークカラー”です
はたして"ネイルスプーン"は本当に釣れるのか? 川のエリアに到着した私たちは、さっそくスプーンをセット。そこへ、この釣り場のアドバイザーをされている石川優美子さんが遊びに来てくれました。石川さんは世界各地での釣りの体験を元に『わたしも世界にフィッシュオン』という本を書いたり、ルアーやタックルのプロデュースをしたりと、つり女子界(?)のアネゴ的存在なのです。

「カラーリングはすごくきれい。あとは、ちゃんと泳ぐかどうかだね」
私のネイルスプーンを見た石川さんから鋭い指摘が。チェックが入ったのは、表面に「スタッズ」という小さな金属のドットをくっつけたカラー。スプーンはボディー形状や湾曲のぐあいなどによって動きが変わります。スタッズを加えるとアクションに悪影響が出るかもしれない、とのこと。なるほどー、そこまでは考えてなかったなぁ。
石川優美子さんが“ネイルスプーン”をチェック?
石川優美子さんが“ネイルスプーン”をチェック?
川エリアでいきなしヒットぉ~!
川エリアでいきなしヒットぉ~!
魚たちの動きはよく見えるけど、ルアーは黒いのですぐに見失ってしまいました。その時、水中でニジマスが反転して「グン、グンッ」とアタリが! しっかりフッキングして、ジャンプでフックを外されないように気をつけながら、無事にキャッチ。25センチくらいのきれいなニジマスです。スタッズ付きスプーンでも釣れることがわかってひと安心。さぁ、次はマミヤちゃんの番だよ~。
自分で考えたカラーで釣れた、最高!自分で考えたカラーで釣れた、最高!
自分で考えたカラーで釣れた、最高!自分で考えたカラーで釣れた、最高!
自分で考えたカラーで釣れた、最高!自分で考えたカラーで釣れた、最高!
※撮影:浦壮一郎/文:水藤友基
※このコンテンツは、2010年7月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。