6月といえば多くのブラックバスは産卵を終えて、体力を取り戻すべく盛んに捕食する好機である。
トップウォーターから
ボトム
まで多彩なルアーで反応があり、また、ヒットしたあとのファイトもすこぶる強くなるから楽しい。
一見すると平坦に見える湖も、その湖底にはたくさんの流木などが沈んでいるため、そうした沈み物の周りを
ダウンショットリグやスモール
ラバージグなどの
ライトリグで丁寧に探る釣りは1年を通じて効果的だ。
また日差しが強くなる時期のため、樹木の
オーバーハングの下や、草や流木がマット状に覆う
カバーの下といった
シェードはバスが潜んでいる可能性が高い。オーバーハングの下には甲虫などを模した虫ルアーが効くほか、朝夕などは
ポッパーなどの
トップウォータープラグに反応することもある。ただし湖岸際の多くが護岸されているため本湖には大規模なオーバーハングは少ない。だからこそ小規模の樹木やちょっとした草でも一級のカバーになる可能性があるので見逃さずに探りたい。そして濃いカバー周りを探るなら
根掛かりしにくい
テキサスリグなどで探っていく。
夏に近づくほど水の動いている部分と停滞している部分で魚の密度が変わってくる。ダム湖でも川である以上は上流から水が流れ、放水をすれば強い流れが生じる。そうした水の流れが当たりやすいのは
ワンドなど奥まったところではなく岬状にせり出したところや、ボトルネックのように狭まったところだ。水に動きがあるところは
ベイトフィッシュも、それをねらうバスの活性も高いことが多いので、重点的に探ってみたい。