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The 39th Tokyo Motor Show
The 39th Tokyo Motor Show 2005.10.19
安全への取り組み Safety Initiatives
すべての人の安全をめざして 先進技術を駆使して、すべての人の安全を追求しています。
人々が安心して暮らせる豊かなモビリティ社会の実現のために、私たちHondaは、「共存安全思想」のもと、乗員のみならず、他の車両、さらには歩行者も含めたすべての人の安全を追求しています。アクティブセーフティからパッシブセーフティまで、あらゆる段階に視野を広げ、より安全な運転を支援する技術や衝突時の被害を軽減する技術を開発してきました。これからもHondaは独自の研究と知能化技術により、さらなる安全への追求を続けていきます。
アクティブセーフティ
事故を未然に防ぐための技術
インテリジェント・ナイトビジョンシステム
夜間走行時に見えにくい前方の歩行者に対するドライバーの認知を支援するインテリジェント・ナイトビジョンシステム。遠赤外線カメラによる映像とともに、車両進路上の歩行者や横断中の歩行者を検知した場合に、喚起音と強調枠表示でドライバーに伝えます。Hondaは、通常は前方視界に集中でき、歩行者がいる場合にのみ知らせるべきと考え、世界初の歩行者検知機能および音・表示による注意喚起機能を実現しました。
肉眼同等の見え方
夜間走行時、歩行者は見えにくい。
肉眼同等の見え方
インテリジェント・ナイトビジョンシステムの場合
歩行者を音と強調枠表示でドライバーに注意喚起。
インテリジェント・ナイトビジョンシステムの場合
写真は機能説明のために強調したものです。
HiDS(Hondaインテリジェント・ドライバーサポート・システム)
走行車線の維持を支援する[LKAS]と車速を制御し車間を保つ[IHCC]により、高速道路での運転の負担や疲労を軽減します。
AFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)
右左折時にステアリング操作と連動してヘッドライトの配光をコントロールし、進行方向を照らします。
VSA(ビークル・スタビリティ・アシスト)〈ABS+TCS+横すべり抑制〉
すべりやすい路面で起こりやすい車両の横すべりを抑制し、挙動の安定化を支援します。
プリクラッシュセーフティ
追突を予測して備える技術
追突軽減ブレーキ<CMS>+E-プリテンショナー ミリ波レーダーイメージ
ミリ波レーダーによって追突を予測してブレーキとシートベルト等で危険を知らせるとともに回避行動を支援し、さらに追突被害を軽減します。
ミリ波レーダーイメージ
■追突軽減ブレーキ<CMS>+E-プリテンショナー作動イメージ(イラストは運転席)
■追突軽減ブレーキ<CMS>+E-プリテンショナー作動イメージ (イラストは運転席)
パッシブセーフティ
被害を軽減するための技術
コンパティビリティ対応ボディ テスト車両によるクルマ相互の衝突実験
自車乗員の保護性能を向上しながら、相手車両への攻撃性も低減しています。
テスト車両による
クルマ相互の衝突実験
歩行者傷害軽減ボディ
ボンネットやバンパーなどに衝撃吸収構造を採用し、万一の際に歩行者の頭部や脚部への傷害を軽減します。
運転席用&助手席用i-SRSエアバッグシステム
前席用i-サイドエアバッグシステム
サイドカーテンエアバッグシステム
実際の事故を想定した安全研究
屋内型全方位衝突実験施設
世界初の屋内型のCar to Car衝突実験施設による現実の事故実態に即した安全研究を推進しています。
第二世代歩行者ダミー
歩行者衝突時の傷害値計測が可能なダミーを開発し、歩行者傷害軽減ボディの開発を推進しています。
Hondaの安全運転普及活動
より豊かなモビリティ社会の実現をめざして。 より豊かなモビリティ社会の実現をめざして。
Hondaではクルマの安全の追求だけではなく、「人」に焦点をあてた安全運転の普及活動にも力を入れています。その柱となるのが、安全運転の指導教育を受けたHonda販売拠点のスタッフが、お客様一人ひとりに安全を手渡しする「手渡しの安全活動」と、全国の交通教育センターを中心に行う、危険を安全に体験する「参加体験型の実践教育」です。またHondaでは生涯教育の観点から子供から高齢者まで、各世代に合わせた安全教育を展開。交通事故の少ないより豊かなモビリティ社会の実現へ向けて、活動の領域をますます広げていきたいと思います。

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