The 37th Tokyo Motor Show - 2003.10

The 37th Tokyo Motor Show FACT BOOK
The 37th Tokyo Motor Show 2003 2003.10.22
福祉車両
より多くの人に、モビリティライフを提供するために。
Hondaは「人間尊重」の基本理念のもと、より多くの人に運転する楽しさや、自由に移動する喜びといったモビリティライフを提供するために、福祉車両の開発にも積極的に取り組んでいます。それはモビリティを通し、お身体に障害のある方の自立と社会参加を、独自の発想と技術でサポートすることです。Hondaでは、お身体に障害のある方それぞれの障害に応じた最適で使いやすい機能を搭載した自操車の開発をはじめ、介護にあたる方への負担を減らす機能や工夫を盛り込んだアルマス・シリーズもラインアップ。お客様の様々なニーズに合わせた対応を展開しています。
Hondaは自動車メーカーとして、
いち早く福祉車両の開発に着手してきました。
1975年、身体障害者用の運転免許試験車試作車を、府中運転試験場に納入したことを手始めに、Hondaは積極的に福祉車両に取り組んできました。その長い歴史の中で、エポックになる出来事が、両上肢障害者のための足動運転補助装置(Honda・フランツシステム)を開発したことです。当時、両上肢障害者の運転が認められていなかったため、Hondaはこのシステムの開発と平行して各自動車メーカーと共に法改正を強く働きかけ、1981年に道路交通法が改正。そして翌年、Hondaは日本で初めて両上肢障害者のための乗用車を発売しました。以来、Honda・フランツシステム搭載車は65台を超え、自由に移動できるクルマの楽しさを提供しています。
※Honda・フランツシステム累計販売台数(2003年8月末現在)
Honda TECHMATIC SYSTEM
両足が不自由な方への手動運転補助装置をはじめ、右足が不自由な方への左足用アクセルペダル、片手が不自由な方へのステアリング旋回ノブ、右手が不自由な方へのウインカーレバーなどさまざまなシステムを開発しています。

〔ニーズに合わせた、その他のさまざまな機能部品〕
●アーム式サイドブレーキレバー ●イグニション&スタータースイッチ
●オートライトシステム ●スライド式ワイパースイッチ ●足用ウインカースイッチ
●乗降アシストグリップ など
Honda・テックマチックシステム
Honda FRANZ SYSTEM
両上肢障害者のために開発した、両足で運転ができるシステムです。Hondaは開発者であるドイツのフランツ氏から直接、技術指導を受け、独自の技術を加え、さらに使いやすいシステムに発展させました。足の前後回転運動でステアリング操作を行うこのシステムを提供できるのは、国内ではHondaだけです。すべてオーダーメイドで設計し、免許取得から運転指導までサポートしています。また、ステアリングペダルの部品を取り外せば、一般のクルマ同等に運転が可能です。
[適用車種:シビックフェリオ]
Honda・フランツシステム
ALMAS SERIES アルマス・シリーズ 介護の負担を軽減する機能を備えた、福祉車両アルマス・シリーズ。さらにラインアップを広げていきます。
助手席リフトアップシート車  ODYSSEY LIFE THAT'S STREAM
 STEP WGN(8人乗り)
サイドリフトアップシート車  STEP WGN(7人乗り) MOBILIO
助手席回転シート車  FIT CIVIC INSPIRE ACCORD ACCORD WAGON
■架装事業者:ホンダ特装株式会社
LiFE
助手席リフトアップシート車
LiFE ALMAS
Odyssey
助手席リフトアップシート車
Odyssey ALMAS
MonPal 電動四輪車 ML 100
運転免許が不要で、行動半径を広げる電動四輪車モンパル。簡単なレバー操作でスタート/停止が行えるなど、使う人の視点を隅々に行き渡らせました。家庭用100V電源で手軽に充電が可能です。
※「モンパル」は道路交通法上、歩行者として扱われます。
MonPal 電動四輪車 ML100

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