発進クラッチ(1)


 HFTに、システムの特性を利用したコンパクトな油圧式の発進クラッチを組み合わせることで、システム全体の小型化と共に、スムーズな発進や停止を実現しています。
 この発進クラッチは
  1.高圧室と低圧室を断続させるクラッチバルブ
  2.エンジン回転でクラッチバルブを作動させる遠心ガバナー
 で構成され、遠心ガバナーはオイルポンプ斜板と一緒に回転します。



 ガバナー内のウェイトは、ポンプ斜板の回転上昇により、遠心力で外側に転がり、連結されたクラッチバルブを押し出します。回転が下がった場合は、スプリングの力でクラッチバルブは元の位置に戻ります。






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