![]() |
![]() |
パワーユニット(2) |
[CRF450R] 第4世代ユニカムバルブトレイン 初代450の登場から、250、150へと受け継がれ、進化してきたHonda独創のユニカムバルブトレイン機構は4代目を迎え、今回左右分割ロッカーアームの採用やリフターホール一体型シリンダーヘッドによる剛性アップ、デコンプ機構の最小化など、動弁系まわりの構成パーツを徹底して見直すことにより、さらなる高回転化とコンパクト化を実現しました。 小型、軽量、低重心のエンジンを実現するためのキーとなる技術がHonda独創のユニカムバルブトレインです。カムシャフトを1本とすることで、シリンダーヘッドまわりを小型、軽量に抑えるとともに、旋回性能を阻害する要因となる回転慣性ジャイロ効果を低減。また、カムシャフトの低配置をキープしつつ、21.5度という極めて狭いバルブ挟み角を可能とし、フラットで理想的な燃焼室形状を獲得。低重心化と高出力化を両立しています。 さらには、オフセットシリンダーの採用とあいまってクランク軸からカム軸を最短距離で結ぶことで、同クラスのDOHC構造に対してカムチェーンを含めシステムとして大幅な軽量化をも実現。 加えて、シリンダーヘッドまわりのコンパクト化は車体フレームのコンパクト化にもつながり、エンジンを可能な限り前方に配置することで重心位置を見直し、加速性能の向上に貢献しています。 新エンジン開発の目標に掲げた、「小型、軽量、低重心化によるNew CRF450Rの操縦性向上と加速性能向上の実現」に最適なシステムこそが、進化を遂げたHonda独創の第4世代ユニカムバルブトレインです。 | |
![]() |