シャシー(2)


■マシンディメンションとライディングポジション
 前後長の短くなった、コンパクトな新設計エンジンの採用により、ホイールベースを1,395mmから1,380mmへと15mm短縮するとともに、クランクシャフトからステアリングヘッドの距離を13mm延長することで、フロント分担荷重を適正化し、旋回性能を大幅に向上させています。
 さらに、エンジンの重心を15mm後方に移動し、ライダーのシートポジションも15mm後方に移動するとともに、マシンの重心を3mm上方に設定することで、走行時のマスの集中化を追求し、左右への軽快な切り返しやスムーズなハンドリングを可能としています。応答性に優れたハンドリングにより、多くのライダーが、ワインディングやサーキットでのコーナリングを存分に楽しむことができます。
 シートはよりスリムな形状とし、ライダーの膝まわりの自由度を増すことで、アグレッシブな体重移動にも威力を発揮するとともに、足着き性も向上しています。
 また、ハンドルバーの高さも10mm上げることで、ライダーは従来よりも緩やかな前傾姿勢での乗車が可能となり、長距離走行時の姿勢の自由度も向上させています。



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