パワーユニット(6)


■鍛造アルミニウム製スリッパー型ピストン
 New CBR600RRのエンジンには、スカート部を短くした軽量の鍛造アルミニウム製スリッパー型ピストンを採用しています。スカート表面には高純度二硫化モリブデンを着床(ショットピーニング)し、薄型オイルリングを採用することでフリクションを最小限に低減し、高い出力性能と耐久性を実現しています。
 また、ピストンを冷却するために、オイルをピストン下部に常時噴射する高圧力タイプのオイルジェットを新採用することで、更なる耐久性の向上と軽量化を実現しています。

※写真は輸出仕様です。 ※写真は輸出仕様です。
■浸炭ナットレスコンロッド
 エンジンの高回転化にも大きな役割を果たすコンロッドには、従来モデル同様ナットレスコンロッドを採用し、細部の形状を見直すことで軽量化を実現しています。ナットレスタイプのコンロッドは、ネジ穴をボルトだけで締結するシンプルな構造とすることで、軽量化を可能とし、往復部のマス低減に貢献するとともに、加速時のレスポンス向上に寄与しています。

※写真は輸出仕様です。


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