パワーユニット(3)


■電子制御燃料噴射システム「PGM-DSFI」
 フロントカウル前方中央部にエアダクトが配置されたダイレクト・エア・インダクション・システムにより吸入される大量の空気と、インジェクターから噴射される燃料を制御し、様々な回転域においても最適な混合気を供給する電子制御燃料噴射システム「PGM-DSFI (Programmed Dual Sequential Fuel Injection System)」により、俊敏なスロットルレスポンスと高効率な燃焼を実現しています。中回転域での最適な燃焼を実現するため、高精度な32ビットECUのプログラムをより最適化し、出力特性を向上させています。
 このシステムは1気筒あたり2基のインジェクターを備え、一定のエンジン回転域まではロアインジェクターのみが作動し、スロットル開度が25%以上、エンジン回転数が4,800rpmを超えると、アッパーインジェクターも作動します。空燃比制御にも優れており、排出ガス再燃焼機構のエアインジェクションシステムや大容量ツインキャタライザーシステムとの相乗効果により、新たに施行される平成19年度国内排出ガス規制値を十分にクリアさせています。

PGM-DSFI ※写真は輸出仕様です。


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