「究極のマシンコントロールのための軽量化」と「新次元の600ccクラス・スーパースポーツ」を目指し、600ccスーパースポーツクラスのトップパフォーマンス実現に向けて開発されたNew CBR600RR。開発チームは、とりわけパワーウエイトレシオの向上に開発の重点を置き、軽量化を図るとともに、各部のフリクションを低減させました。より軽く、そしてより扱いやすいマシンとしてNew CBR600RRの完成を目指し、エンジン、フレームはもとより、インストルメントパネルなど細部に至るまで、徹底的な見直しから始めました。
そしてもう一つ、開発チームの掲げたコンセプトがあります。その「True to The Function（真の機能とは）」というコンセプトは、最重要課題としてきた“コンペティティブなパフォーマンス”を向上するための、決定的な指針となりました。New CBR600RRの完成形とは「マシンが扱いやすいほど、どこでも楽しく、速いマシン」であり、それこそが「ワインディングロードでの究極の楽しさ」につながるとする考えは、開発過程で大きな役割を果たすこととなりました。
細部にまで軽量化を施したことは、コンパクトな直列4気筒エンジンや斬新なデザインの外観からも一目瞭然です。従来モデルよりも乾燥重量8kg減を目標とし、エンジンではトータルで約2kg、フレームと周辺車体部品ではおよそ4.5kg、他の車体構成部分や電装系においても軽量化を達成しています。パフォーマンス向上に寄与する軽量化のため、すべての部品が見直された結果として、鋭い加速と軽快なハンドリングの実現に結びついています。
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