スタイリング(1)


 New CBR1000RRのスタイリングは運動性能を徹底的に追求し、マシンの持つ機能をそのまま色濃く反映させた機能美あふれるスタイリングとしました。それはMotoGPマシンRC212V同様に、マスの集中による凝縮感やソリッド感をマシン全体で感じる事ができます。もちろん開発の過程においては風洞実験を重ね、徹底した空力解析を行なうことによって空気抵抗を約7%低減*1するなど、よりコントロール性に優れたエアロダイナミクスフォルムを獲得しています。またフロントのショートノーズカウルは前方への張り出しを抑えることで、コーナリング時の慣性モーメントによるハンドリングへの影響を低減、さらにサイドカウルに設けられた縦型のスリットは、整流効果だけでなく、熱マネージメントにおいても優れた効果を発揮します。
 そして徹底したマス集中化や軽量・コンパクト化の象徴であるリアセクションには、ボリュームを抑えた薄型テールカウルを採用しました。ステーにより支持されるテールランプには、被視認性が高く、省電力・メンテナンスフリーを実現する高輝度LEDを採用しました。また、ピリオンシートはデタッチャブル構造とし、シングルシートカウル*2もオプションで用意しています。ピリオンシート下には専用Uロック*2、ライディンググローブなどの収納が可能なスペースを設けています。
*1. 2007年モデル比 *2. 別売(ホンダアクセス製)



前ページへ前ページへ前ページへ目次へ次のページへ次のページへ次のページへ