開発コンセプト(2)


 トータルのコントロール性能の実現のために、まず実施したのが「マス集中化+軽量化」です。各部の軽量化はもちろん、車体の中心部から遠い部分のパーツの軽量化などマスの集中化を徹底しました。具体的には軽量、スリム化されたカウリングやロースラングタイプのマフラー、薄肉化した前後のアルミキャストホイールなどがマスの集中化を外観上からも実感できる部分となっています。さらにエンジンを新設計とすることで約2.5kgの軽量化*1を実施し、車体とあわせてトータルで約5kgの大幅な軽量化*1を達成しました。
 さらに新設計のエンジンは動力面においても大幅な進化を遂げています。国内仕様としては最大の出力*2を獲得し、よりシャープな加速性能とともに、幅広い回転域においてトルクフルで扱いやすい出力特性を獲得しました。
 クラス最軽量*3のコンパクトボディーと、圧倒的かつリニアなパワー。これらが生み出すトータルバランスの極致ともいうべき運動性能が、あらゆるライダーに、よりダイナミックな興奮をもたらします。
*1. 2007年モデル比 *2. 2008年6月現在 *3. 当社調べ




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