CBR1000RR
- 2004.04
エンジン(3) |
ナットレスコンロッド より高回転域での性能を発揮するために、コンロッドの軽量化は重要な役割を果たします。重量が大きすぎれば、レスポンスと加速は遅くなり、高回転域での振動やストレスを生み出す要因となります。そこで、CBR1000RRでは軽量なナットレス設計のコンロッドを採用。従来型のコンロッドは、ナットとボルトで大端を締結しているのに対し、ナットレスコンロッドは、棹側にダイレクトに切られたねじ穴をボルトだけで締めつけています。これにより、コンロッドの重量を軽減し、俊敏な回転の上昇と強力な加速時のレスポンスを実現しました。 シリンダーヘッド・レイアウト シリンダーヘッドは、インレットとエキゾースト・バルブの挟み角度を小さくし、噴射・吸気経路をさらに直線に近づけることで、レスポンスの向上を実現しています。バルブ径は従来通りながら、軸の直径を4.5mmから4mmへと細くすることで、吸気効率を向上させ、軽量化と摩擦の低減を可能としました。 |