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開発のねらい |
一般にスーパースポーツモデルは、ツーリングモデルなどと比較し、車両のコンセプト上、軽量、ショートホイールベース、高い重心位置という設計が採用されます。こうした設計によって優れた運動性能を発揮できる反面、加減速時のピッチングモーメントが大きく、ABSの制御システムとしては、制御が困難なモデルでした。 そこでHondaは、現在まで培ってきた前・後輪連動ブレーキシステムやABSの技術を活かし、世界初のスーパースポーツ用電子制御式“コンバインドABS”を開発。従来のスポーツモデルに採用している機械制御式のコンバインドブレーキシステム(前・後輪連動ブレーキシステム)と、ABS(アンチロック・ブレーキシステム)の双方を電子制御化することで、制動時における前輪と後輪への制動力配分をより緻密にコントロールすることを可能にし、スーパースポーツモデルへの最適化を図りました。 この電子制御式“コンバインドABS”により、基本的なライディングスキルを持っているライダーであれば、誰もが簡単な操作でホイールロックを防ぐことができ、ブレーキング時の安定性やコントロール性の一層の向上を実現。急制動の際にも、自然な車体姿勢を保持することを可能にしています。 スポーツ走行のハードなブレーキングの際にも優れた車体安定性を発揮でき、ライダーに多大な安心感をもたらす電子制御式“コンバインドABS”。CBR600RR、CBR1000RRといったスーパースポーツモデルならではの優れた運動性能を損なうことなく、より高度なコントロール性を発揮できる先進のブレーキシステムです。 |
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CBR600RR〈ABS〉 |