ライディングポジション


 今回の新型CB1300 Super Fourの開発にあたっては、従来の二次元的なライディングポジションの検証方法から、腕の角度や足の曲がりなどライダーの姿勢を多角的に考察する三次元的な検証方法が採用されました。
 これに基づき、シートは前方へ11mm、ハンドルは前方へ11mm、ステップは後方へ5mm移動。楽しい走りを全身で体感できる理想的なライディングポジションとしています。
 加えてハンドルホルダーを180°回転させて装着すれば、ハンドルまでの位置を約20mm調整できるようにしています。これは、リアタイヤの接地感はスロットルワークなどによって比較的コントロールしやすいものの、フロントタイヤの接地感のコントロールは二輪車にとって難しいという観点から施された機能です。これによりライダーがより前方に乗車できるようになり、フロントタイヤの接地感のコントロールが容易になるほか、ライディングポジションの自由度拡大にも貢献しています。

 ステップブラケットはアルミダイキャスト製を採用し、質感にこだわったバフ仕上げ仕様としています。さらにチェンジペダル、ブレーキペダルも、同様にアルミ鋳造製とし、質感の向上にこだわりました。

 シート表皮は約10%厚の二重構造とし、長時間のライディングでも疲労感が少なく、かつ座り心地のよさを大幅に向上。足つき性との両立も図りました。またパッセンジャーシートは、中央部を若干盛り上がらせることで走行時のホールド感を高めています。



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