XR BAJA - 1996.06

XR BAJA
XR BAJA
 
車体廻り

大容量フューエルタンク
 今回のニューXR BAJAは、フューエルタンク容量を従来の9.7Lから14.5Lへと変更し、大幅な航続距離の延長を実現しました。
 タンク形状の変更にあたっては、タンク下方で容量を確保する低重心設計とすることによって、従来比50%の容量アップを実現しながらも、ライダーの動きを妨げないスリムな形状と、最適な重量バランスを実現しています。
大容量フューエルタンク

フューエルタンク比較
フューエルタンク比較

フレーム
 フレームは、角断面センターパイプの採用や同軸リアフォークピボットの採用、ボルトオン式サブフレームの採用などによって、クレードルを小型化させるとともに軽量化と高剛性化を両立させた定評の'95モデルのフレームを継承しながらも、今回、フューエルタンクの容量アップに伴い、フロントタンクマウントのラバー径の拡大(φ27.0mm→φ33.0mm)や、メインパイプ部にタンクセットラバーを新設することなどで、最適なクッション性を確保しながら、大容量フューエルタンクの搭載を可能としました。

シート
 シート形状は、自由自在なライディングポジションで定評の'95モデルをベースとしながら、足着き性に影響するシート前部の幅はそのままに、着座部分の幅を広げることによって、長時間のライディングでも疲れにくいシート形状としています。

シート形状比較
シート形状比較

チェンジペダル
 チェンジペダルアーム部の板圧を'95モデルの4.5mmから6.0mmに変更し、曲がりタフネスを向上させました。

サイドスタンド
 低車高化に伴い、サイドスタンドの全長を'95モデルと比較して10mm短縮するとともに、接地部の面積を約30%広くすることによって安定性を向上させました。
サイドスタンド比較
サイドスタンド比較




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