VF750 SABRE MAGNA
- 1982.03
■スピードメーター《セイバー》
可動コイル型ケーブルレスメーターで、フロントホイールに取付けられたスピードセンサーから、パルス信号をメーター内のコントロールユニットに送ります。このコントロールユニットで信号は電流に変えられ、スピードメーターを作動させます。
スピードセンサーはスピードメーターギアに直結したマグネットとリードスイッチから構成されています。
■タコメーター
パレスジェネレーターからのパルス信号がスパークユニットを経て、エンジンの爆発毎にコントロールユニットへ送られ、電流に変えられて、タコメーターを作動させます。コントロールユニットからは、スピードメーターと同じ原理でタコメーターを作動させます。
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●スピードメーター作動原理 |
ホイールの回転に応じて、マグネットが回転し、右図の位置に来ると磁束がリードスイッチを通るため、リードスイッチはONになり電流が流れます。
このリードスイッチのON、OFF作用は、マグネット1回転に対し4回行なわれ、マグネットの回転速度に応じて、電気信号はコントロールユニット内で波形成形されます。 |
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波形成形された電気信号はさらにON幅を一定にされ、一定時間に起きたパルス数に応じて電流は大きくなりメーターの振れも大きくなります。 |
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スピードメーターセンサーで発生したパルスをマイクロコンピュータで積算カウントして、そのデータをLCD(リキッドクリスタルダイオード)によって表示します。
リセットは、リセットボタンによるワンタッチリセットです。 |
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■水温計
冷却水温度を常時表示するよう水温計が設けられています。温度上昇とともに内部抵抗が増加するサーミスタがサーモスタット上に設けられており、増減する電圧をアナログからデジタルに変換させマイクロコンピュータを経てL.C.D(リキッドクリスタルダイオード)の発光セグメントを増減させ表示します。
■燃料計
燃料計はスライドコンタクトとフロートを有するタンクユニットをフューエルタンクに内蔵しています。フューエルタンク内部の燃料レベルの増減に応じて、フロートが上下し、この時、スライドコンタクトが抵抗器上をしゅう動し、抵抗値を変化させます。これにより増減した電圧を水温計と同様にアナログからデジタルに変換させ、マイクロコンピュータを経て、L.C.D(リキッドクリスタルダイオード)の発光セグメントを増減させて表示します。 |
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