VF750 SABRE MAGNA - 1982.03

VF750 SABRE MAGNA
VF750 SABRE MAGNA
 
新機構の技術説明

エンジン

VF750に塔載されたエンジンは、新設計の前後に90°開き角をもったスリム(最大巾415mm)な水冷V型4気筒16バルブのDOHC高性能エンジンです。
信頼性と耐久性に優れ、しかも安定した高出力を引き出す、静かなエンジンとするために水冷方式を採用。 又、38°という狭いバルブ挾み角により、10.5:1という高圧縮比ながら燃焼効率の良い燃焼室形状を実現しました。


エンジン


 
オートカムチエンテンショナー

1. テンショナーアームはテンショナースプリングの縮みにより、テンショナースリッパーを押え、カムチエンに適度の張力を与えます。
カムチエンの反発力により、テンショナースリッパーを取付けているテンショナーアームの戻りは、セルフロッキングロッドとセルフロッキングプレートの自在鉤効果(ロッキングプレートがロッキングロッドをはさみつける働き)によりロックされます。


(前バンク側) (後バンク側)
オートカムチエンテンショナー

2. カムチエンが伸びて、たるみが大きくなるとテンショナーアームがテンショナースプリングの縮みによりテンショナースリッパーを押し出し、カムチエンに張力を与えます。テンショナーアームは常にカムチエンの張り方向に動き、逆の動きはセルフロッキングロッドとセルフロッキングプレートの自在鉤効果によりロックされます。


オートカムチエンテンショナー





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