点火時期ワープシステム |
ニューCRM250ARでは、その高機能なAR燃焼制御システムを活用し、ライダーのスロットル操作状況を検知判断し、スロットルが急開された時には点火時期を瞬間的に進角させることによって鋭いエンジンレスポンスが得られる“点火時期ワープシステム”を新たに採用しました。
現行の'96CRM250Rはフルスケース250・として200・クラスにはない大きくゆたかなトルクをフラット化し、トルク特性自体で後輪の空転を起こりにくくすることで粘り強くリニアで扱い易いエンジン特性を実現しています。ニューCRM250ARでは、この良さをそのままに、さらにスロットル急開時には点火時期を進角させ、レスポンスの鋭さをも付加しようというものです。
これによって、急激なスロットル操作が可能な、トラクションの良い路面では鋭いレスポンスによる加速性能とパワフルなエンジンフィーリングを実現しています。
また一方で、微妙なエンジンコントロールが要求される滑りやすい路面状況においては、そのスロットル操作に合わせ現行モデルと同様の扱い易く、粘り強いエンジン特性は変わらず維持しています。 |
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点火時期ワープシステム
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1997 シリンダーにNSメッキを採用し、冷却性を向上させたことにより低開度側の吐出量を少なくすることで、オイル消費を改善し白煙の低減を図りました。 |
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オイルポンプ全開吐出特性
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クラッチ |
ディスクフェーシング材の変更および、クラッチプレートの板厚を1.4mmから1.6mmに厚板化することで限界タフネスの向上を図りました。 |
キックアーム |
材質をアルミ鍛造とし、軽量化と外観の更なる向上を図りました。 |
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