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AR燃焼制御システムは、16ビットCPUを持つECUを中心に構成され、エンジン回転速度、スロットル開度、ギアポジション、水温、キルスイッチ、等の入力信号によって、ARCバルブサーボモーター、点火タイミング、キャブアイドルコントロール、スローエアジェットの各機構のコントロールを行っています。
AR燃焼はエンジン回転速度とスロットル開度信号によって制御されるARCバルブによりコントロールされます。
その働きは、(1)AR燃焼そのものを安定的に行わせるためのコントロールと、(2)常に条件が変動している通常燃焼の中で、いかにスムーズにAR燃焼を発生させるか、また、逆に通常燃焼に移行させるかの2つの働きを行っています。
どちらも膨大なベンチテストと実走テストの繰り返しによって決定されたデータがECUにインプットされており、これに沿って制御されますが、特に、(2)においては市販車としてあらゆる使用条件を想定し、実地検証を重ね、キャブアイドリングコントロールデバイスまで含めたシステムを構築することで、通常燃焼エンジン車と変わらぬ操作性と信頼性を実現しました。
また、点火タイミングもAR燃焼コントロールに重要な働きを行っており、そのためエンジン回転速度とスロットル開度信号により高度な制御が行われています。 |
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AR燃焼コントローフバルブの構造
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AR燃焼制御システム図
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ARCバルブコントロール特性マップ
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イグニッションタイミング特性マップ
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