CRM 250 AR - 1997

CRM250AR
CRM250AR
 

パワーユニット



リードバルブ
 メインリードバルブ根元部分に従来品より大きな穴あけ処理を施し、その上に新たにサブリードバルブを重ねる構造としました。これによって、開き始め荷重を下げながら最大リフト時の荷重が従来並にアップする特性となり、低負荷時のレスポンスが向上するとともに高負荷時のバルブ挙動が安定し、全域にわたる高いスロットルリニアリティが得られました。

リードバルブ  リードバルブ開弁特性
 

リードバルブ開弁特性

PGM制御PE-L 型キャブレター
 AR燃焼技術の実用化にあたっては、燃料供給系においても新たな機能性能を求めました。ニューCRM250ARでは、従来モデルで優れたオフロードドライバビリティーを発揮するPE型キャブレターに新たな機能を追加する形で、ニューPGM制御PE-L型キャブレターとして完成させました。

目  的

求められる機能性能 キャブレター構造・デバイス
AR燃焼
コントロール
スロットル開度の正確なアウトプット 開度センサー+リンク式
広範囲で正確な空燃比コントロール ジェットニードル押しつけ構造
スローエアージェットコントロールシステム
アイドル開度以下の空気量コントロール アイドル・コントロール機構

燃料供給システムに求められる機能性能
1997

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スロットル開度の正確なアウトプット
スロットルリンク機構の採用によって、スロットルシャフトの回転角度を開度センサーによりセンシングし、ECUへ信号を送り、スロットル開度に応じたARCバルブと点火タイミングの精度の高いコントロールを可能にしました。


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