ライディング時の鼓動感の味付けにあたっては、「振動質感を確保しながらも、1300ccの鼓動を感じさせる」ものとするため、排気量アップにともない約40%増加した慣性力を、バランサーとフレームボディ廻りのセッティングによって最適化を図りました。
具体的には、バランサーのアンバランス量の見直しによって、方向成分の振動を最適化し、低回転域では適度に振動を感じながらも共振感の無い特性としました。
また、エンジンマウント方式やフレーム剛性をハンドリングとバランスさせながら最適化することによって、中・高回転域での不快な高周波成分を低減しました。これらによって、「大排気量に相応しい振動および、鼓動感」を実現しました。
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ハンドル振動比較
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ステップ振動比較
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