ビッグバイクならではの太いサウンドの味付けにあたっては、「太い低周波の直4サウンド」を目標に開発を進めました。
具体的には、排気圧と音圧との最適なバランスを取ることに重点を置き、パワー特性とドライバビリティの両立を考慮しながら、排気系(マフラー)の容量をアップ(7.0L→12L)した、結合方式が4-2-2の2本マフラーを採用しました。
またマフラー内部は、3室3パス構造とし、外筒にグラスウールを巻くことによって、高周波成分を極力取り除き低周波音を強調する構造としました。
これらによって、排気音はアイドリング時には低周波音で力強く(63〜80Hz)、加速時には回転上昇とともに共鳴作用によって、迫力と吹け上がり感のある(125〜500Hz)直列4気筒ビッグバイクならではのサウンドを表現しました。 |
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吸排気音周波数特性比較
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ライダーポジショニング位置での吸排気音比較
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