ライディングポジションは、「ビッグバイクを操る楽しさと、安心感のあるポジション」を目標に開発を進めました。具体的には、
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足着き性能を大幅に向上させること |
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ビッグバイクを操っていると認識させる余裕あるポジションとすること |
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操る楽しさを表現すること |
以上の3項目に重点を置きました。
〈足着き性能の大幅な向上〉
1. |
シート高は、フューエルタンクの全長を詰め、またシリンダーに対するキャブレター位置をX4に対して約15mm下げることによって、絶対値で約10mm低くし、790mmとすることによって、足着き性を大幅に向上させました。 |
2. |
シート幅は、着座部の幅を約40mmスリム化することで、無理なく足出しが行える形状としました。 |
〈ビッグバイクの操作感を感じさせる余裕あるポジション〉
1. |
ハンドル幅、角度、ニーグリップ幅、シート幅、ステップ位置等、跨った瞬間に「ビッグバイク」を実感できる設定としました。 |
〈操る楽しさを表現する〉
1. |
ハンドル位置を上方に約25mm上げ、ライダーの上体を約2゜30′起こすことによって、ライディングの自由度をさらに高める位置としました。 |
2. |
ステップ位置を約20mm後方に移動することによって、足着き時の足出しを無理なく行えるようにするとともに、スポーツマインドをより強調しました。 |
3. |
ハンドル位置とヒップポイントを約15mm接近させることによって、取り回し性能を大幅に向上させました。 |
以上のように、楽しく操りかつ、安心感あるライディングポジションとしました。
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ライディングポジション比較
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