ダブルプロリンクリアサスペンション |
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クッションレシオ比較
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従来のCB1000 SUPER FOURで採用していたサスペンションは、アクスルストロークとサスペンションストロークがほぼ比例の関係にありました。
従来タイプでは、1G付近でアクスルが15mm移動し、サスペンションが7mmストロークした場合、全屈付近になってもその比率は変化しません。
このためにアクスル反力特性はサスペンションスプリングのキャラクターをそのままあらわし、一段のスプリングならストレートに、二段スプリングならストローク途中に変曲点を持つカーブとなります。一般的には、1G付近の乗り心地とサスペンションの吸収エネルギーを確保するため、二段ピッチのスプリングを使用することによって対応してきましたが、二段ピッチのスプリング定数やその変化点の設定が難しく、アクスル荷重に不連続点(折れ点)が生じることがありました。
そこで、今回、従来のプロリンクを2本サスペンションに発展させたダブルプロリンクサスペンションを採用しました。 |
具体的には、
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サスペンションの作動性を大幅に向上させ、乗り心地性能を向上 |
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フルストローク時の全屈感を軽減 |
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1G付近から全屈付近までのアクスルストロークの荷重変化のスムーズ化 |
以上を目標として開発を進めることによって、従来のサスペンションでは困難だったセッティングを可能としました。
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