That’s FACT BOOK
That’s 2002.2.7
interior



プライベートスペースをイメージした
インテリアデザイン。
インテリアデザインでは、自分の時間をくつろいで過ごせるプライベートスペースのイメージを重視しました。
それは、お気に入りの家具や小物に囲まれたワンルーム感覚の、運転する人を中心とした快適空間を創造することでした。
センターパネルやメーターは機能を凝縮するなど、空間全体としてシンプルにこだわりました。
また、単眼メーターをはじめドライバーの見やすさ使いやすさを徹底的に追求。
さらに操作系は機能的にレイアウトするなどスマートで洗練された空間を創りあげています。
Photo:That’s(FF)オプション装着車 カットボディによる撮影

都会的空間をイメージした、シルバー&ブラックインテリア。
余計なものを置かないシンプルさと同時に、カラーにもこだわりました。シルバーとブラックを基調にしたクールなトーンを採用。シルバー調のテーブルと椅子が置かれたようなイメージを追求し、さらにインストルメントパネルをできるだけシンプルにブラックアウトさせることで、センターパネルやメーターのmono感を引き立てています。

部屋の壁として見立てた、ドアライニング。
通常はソフトなイメージを演出するドアライニングにも、[That’s]ならではのこだわりを施しました。部屋の壁をイメージし、あえて布を張るなどの加工をせず、素材感を活かしながら蛇腹やディンプルで表情を持たせてシンプルな面を実現。空間に馴染んだ自然な質感に仕上げています。

テーブルを表現した、デスクトップ・インパネ。
インストルメントパネルはシンプルなテーブルをイメージし、シャープに仕上げました。しかも表面をメタリック塗装のディンプル形状とすることで、樹脂の素材感を活かしたクールなイメージを表現しています。

遊びごころでデザインした、シフトレバー。
直線や円、半円といった形状でデザインしたインストルメントパネルまわりにふさわしく、シフトレバーも直線的なスティックにボール形状のノブをあしらった、遊びごころのあるカタチにしています。

デスクに置かれた感覚の
センターパネル&メーター。
センターパネルとメーターは、テーブルをイメージしたインストルメントパネルからは独立したmonoとして表現しました。
●センターパネル
パソコンをデザイン的な狙いにしたセンターパネル。特に上部に配置したオーディオは、デスクトップ感覚の見やすさや使いやすさを実現。また、ヒーターコントロールにスライドレバー式を採用したことでボリュームを抑え、下部にインパネアンダートレイを生み出しています。
●発光指針式メーター
シンプルで見やすく、しかも遊びごころを表現するために、ハイセンスな時計をイメージ。スピードメーター、タコメーターなどを洗練されたデザインで単眼に機能的に凝縮しました。しかも、発光指針の採用や、メーターカバーなどにシルバー塗装を施すなど、高品位な質感を与えています。

チェア感覚にこだわった、シートデザイン&シートファブリック。
シート地には光沢感のあるスペースファブリックを採用。三次曲面の美しさを醸し出し、チェア感覚の心地よさを演出します。

遊びごころのワンポイント、シート・ネームタグ。
4座席すべてにネームタグをあしらいました。[That’s]のさりげないこだわりを表現しています。



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