曲げ剛性やねじり剛性といった静剛性に加え、フロントとリアの剛性バランスの適正化や各部の結合強度を高めたことにより、動剛性を向上。スポーツセダンに匹敵する高い操縦安定性を獲得するとともに、快適な乗り心地に貢献しています。また、軽量で強度の高いハイテン材(高張力鋼板)の適用を拡大したほか、板厚や材質の異なる鋼板をつなぎ合わせ、効率よく強度が得られるテーラードブランク材を適所に採用。剛性を高めながらボディ骨格で約10kgの軽量化を達成しています。 比較数値は従来モデル比 Honda測定値 |
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■ハイテン材配置説明図 |
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フロントまわりの高剛性化 |
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フロントバルクヘッドの閉断面化に加え、適切な断面形状としたロアメンバーの追加により、メインフレームとの結合を強化。さらに、左右のダンパー取り付け部を結合するダッシュボードアッパークロスメンバーを追加するとともに、ダッシュボードアッパーとフロントピラーとの結合を強化し、フロントの前後剛性と左右剛性のバランスを高め、旋回制動時などにおけるタイヤの接地性を向上しています。 | |
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■フロントまわり高剛性化説明図 |
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リアまわりの高剛性化 |
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テールゲート開口部を閉断面化するとともに、結合部を補強。サスペンション取り付け部は、ダンパー部にスティフナーを追加しホイールハウスとの閉断面構造としたうえで、左右のダンパー取り付け部を結合するミッドクロスメンバーを追加。これらにより、リアの上下剛性と左右剛性のバランスを高め、収まりのよいフラットな乗り心地と旋回制動時などでの安定性を両立しています。 | |
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■リアまわり高剛性化説明図 |
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