MOBILIO - 2001.12

MOBILIO FACT BOOK
MOBILIO 2001.12.21
Useful Function



Photo:Wタイプ(FF)

アップライトポジションとパノラマキャビンにより、全方位に優れた運転視界を確保。
シートポジションをアップライトにしたことでアイポイントも高くなり、見晴らしのよい前方視界を実現。しかも、フロントガラスの下端を極力下げ、さらに両端の角をスクエアに仕上げたことで車幅感覚をつかみやすくし、ワイパーも気にならない処理を施しています。さらに、大きな三角窓を設け、フロントピラーやドアミラーによる斜め前方視界の妨げを減らし、すっきりとした視野を確保。右折時でも安心して状況確認ができます。また、全周にわたって、1mのポールで運転席からの見え方を検証。全方位に対する優れた運転視界を実現しています。

見やすくしかもシンプルにレイアウトした、発光指針3眼メーター。
夜間でも視認性に優れた、発光指針の独立3眼メーターを採用。各メーターをシンプルにレイアウトし、より見やすくしました。センターには大径のスピードメーターを設置。その中のデジタル表示部には、オドメーター、トリップメーターに加え、燃費表示機能も備えています。また、メーターにリングを施し、インテリアイメージとの統一も図りました。

握りやすく操作しやすいインパネシフト。
サイドウォークスルーを可能にしながら操作性を考慮し、シフトレバーをセンターパネルに配置しました。ドライバーの肩からの距離を検証し、女性でも楽に手の届く位置にレイアウト。シフトノブも自然に握れる形状としました。さらにシフトゲージも操作がシンプルなストレートパターンを採用しています。

心地よい走りをしっかりと支える高剛性ボディ。
全長約4mのボディに大きな空間と3列シートを実現しながら高い剛性を得るために、グローバル・スモールプラットフォームをベースにモビリオ専用の剛性対策を随所に施しました。フロアフレームセンターのクロスメンバーに大型ガセットを追加し、結合剛性を向上。ホイールベース延長部の剛性確保のためにクロスメンバーを追加。3列目シート取り付けのための室内組付け用ビームを左右のリアフレームに結合することで、剛性の向上に貢献。また、リアのねじり剛性を高めるために、リアパネルを大断面クロスメンバー化。これらにより高剛性フロアフレームを獲得したうえで、ステリングハンガーの取り付け構造や、アウターパネルの額縁構造などを採用し、極めて剛性の高いボディ骨格を実現しました。

さまざまな工夫による優れた取り回し性。
アップライトポジションや優れた運転視界により、とても楽なハンドル操作を実現。しかもコンパクトなボディサイズや、タイヤを四隅に配した短いオーバーハングにより、狭い曲り角や縦列駐車も容易に取り回しができます。

ボディ全体に施した、ハイレベルな静粛性。
センタータンクレイアウトに合わせたパネル剛性技術を投入し、フロアの曲げ剛性を大幅に向上させ、不快なこもり音を大幅に減少。ダッシュボードロアパネルにサンドイッチ構造などを採用し、こもり音をさらに抑えています。そのうえでルーフライニングやフロアインシュレーターに上級車レベルの防音材を使用し、内装材にも防音処理を施すなど、軽量&高効率防音施工によって、ハイレベルな静粛性を実現。また、高剛性エンジン骨格や高性能エンジンマウントにより、パワープラントの振動・騒音を低減。ドアからの侵入音や風切り音も抑えるなど、ボディ全体にわたる優れた静粛性を獲得しています。


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