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Fit FACT BOOK
Fit 2001.6.21
Driving ボディ

合理性を徹底的に追及し、剛性・居住性・衝突安全性能を高次元で融合した新設計ボディ骨格と、クラスを超えた静粛性

機敏な走りをしっかりと支える剛性、広い空間を確保した居住性、そして高水準の衝突安全性能。これらを高次元で成立させるために、Fitはセンタータンクレイアウトによるグローバル・スモールプラットフォームを核に合理性を徹底的に追求し、高性能なボディを完成しました。
また、見えない部分にまでこだわった高度な騒音・振動低減技術を投入し、クラスを感じさせない静かなキャビンを実現しています。

センタータンクレイアウトによる合理的設計が生んだ、高剛性フレーム構造。
パッケージングを大きく進化させたセンタータンクレイアウトは、ボディのアンダーフレーム構造をも画期的に進化させています。タンクがセンターに移動したことで、クロスメンバー、フロアフレームを強固なメンバーとしてタンクを四方に囲むように配置でき、高い剛性・居住性・衝突安全性能を合理的かつシンプルに実現しました。また、リアフロアフレームもキックアップを最小限に抑えることができ、剛性や後面衝突安全性能を高めるとともに、低床化を実現。フロントのアーチ型サイドフレームはトンネル構造のフロントフロアクロスメンバーまで通すことで剛性、衝突安全性能を大幅に向上しました。この高剛性フレーム構造に加え、キャビンの結合やテールゲートの開口など各部の剛性を追求。クラスを超えた高水準の高剛性ボディを実現しています。 高剛性ボディ解析図
高剛性ボディ解析図

静剛性に加え、動剛性解析を駆使し、ハイレベルな高剛性骨格を実現。
従来からの静剛性解析に加え、動剛性解析を駆使し、フロントまわり、リアまわりの高効率なボディ剛性向上をめざしました。センタータンクレイアウトを核とした合理的設計のフロアフレームを基本に、ステアリングハンガービームの取り付け構造、アウターパネルの額縁構造など細部にわたって先進技術を投入した結果、極めて高い剛性値を達成しました。
ダッシュボードロアパネル高剛性ボディ構造
高剛性ボディ構造
十字フロアトンネル構造
十字フロアトンネル構造

新プラットフォームを活かしたパネル剛性技術などの採用により、
クラスを超えたNVH性能を達成。
センタータンクレイアウトは、合理的な高剛性フレーム構造とともに、フロア自身の剛性も同時に高めています。従来の縦方向フロアトンネルに加え、センタータンクによって横方向フロアトンネルも形成した十字フロアトンネル構造とすることで、フロアのたわみを大幅に低減。これにより、ロードノイズやこもり音を大きく減少しています。また、ダッシュボードロアパネルは内部にメルシートを挟み込んだサンドイッチ構造とクロスパネルを採用し、こもり音を抑制。ルーフライニングやフロアインシュレーターにウレタン材を採用するなど上級車レベルの防音材を使用しています。さらに内装材の細部隙間を徹底的に防音処理するなど、軽量&高効率防音施工を施すことで、クラスを超えた静粛性を実現しました。

軽量&高効率防音施工 エンジン骨格

徹底的に追求したパワープラント静粛性。 エンジンマウント
エンジン基本骨格に、高剛性クランクシャフトや軽量・高剛性アルミオイルパン、チェーンケース一体型高剛性マウントブラケットなどを採用し、源流での騒音・振動を低減。エンジンマウントには液封マウントを両サイドに採用し、特にエンジンサイドにはエンジン揺動の低減をもたらす円錐型高性能タイプを採用。また、センタータンクレイアウトに合わせたコンパクト&高性能エキゾーストシステムの採用により、振動を吸収しています。

ドア・エクステリア系の侵入音・風切り音を低減。 ドア開口部完全二重シール
ドアからの侵入音に対して、一部の高級車に用いられる手法を採用。メインシールをボディ側のドア開口部全周に施し、サブシールをドア側全周に配して完全ニ重シールとし、これをフロント、リア全ドアに採用。遮音性を大幅に向上しています。また風切り音を低減するとともに空力性能を高めるために、ドアミラーのサイズを視野角や形状を考慮したうえで小型化。さらに、ワイパーブレードの停止位置を風の流れよりも下にすることで、風切り音の低減と空力性能の向上を図っています。


開発スタッフから…
ボディ篇
思い付くか付かないか、そして実行するか否か
リアシートを簡単にフラットに収納したい。
そのためにはフューエルタンクを移動する必要がありました。
ではどこに?レイアウト図をじっと眺めて悩む毎日でしたが、ふとフロントシートの下に
スペースがあることに気がつきました。他のクルマでは靴トレイなどを置いているくらいですから、
もしかしたら、ここにタンクが入るのではないかと思い実行に移したのです。
実現のためには、フューエルシステムの全面見直しなど多くの困難がありましたが、
あの時あきらめていなかったからこそ、優れたシートアレンジができたのだと思います。


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