減速時に3気筒のバルブ作動を休止させ、電力エネルギーの 回生効率を大幅に向上。
減速時にエンジンの抵抗が大きいとタイヤからの回転エネルギーがエンジンブレーキとして失われるため、モーターで回生できるエネルギーが減少してしまいます。この新Honda IMAシステムでは、VTECシステムを採用して減速時に4気筒のうち3気筒のバルブ作動を休止させることでエンジン抵抗を約50%低減し、より高効率な電力エネルギーの回生を可能にしました。 |
 |
 |
3気筒休止 |
 |
気筒休止VTEC機構
(カットモデル)
|
|
|
 |
[気筒休止VTECシステム]
加速時やクルーズ時などアクセルONの状態では、バルブリフト用ロッカーアームと休止用ロッカーアームをシンクロピストンによって連結し、バルブを駆動。減速時は、アクセルOFFによって減速回生がスタートした直後にシンクロピストンを休止用ロッカーアーム内に格納し、バルブリフト用ロッカーアームと分離することで吸・排気バルブを休止。シリンダー内を密閉状態に保つことでエンジン抵抗となるポンピングロス(吸・排気に伴う抵抗)を減らし、タイヤからの回転エネルギーを無駄なくモーターへ伝えます。また、およそ1,000回転という低回転まで休止状態を保ち、さらに効率的な回生を可能にしています。 |
|
|