FACT BOOK
ZEST
ZEST 2006.2.23
環境性能
環境性能 ECOLOGY
先進のクリーンテクノロジーを採用した環境性能。
国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。(全タイプのFF車)
i-DSIシステムによる急速燃焼技術を核に、空燃比を高精度に制御するリニアA/FセンサーやO2センサーの採用などにより高効率な燃焼を実現。さらに、エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドやシリンダーヘッド直下2ベッドキャタライザーの採用などによって排出ガスの浄化性能を高め、排出ガス中の有害物質、NMHC(非メタン炭化水素)、NOx(窒素酸化物)、CO(一酸化炭素)をそれぞれ低減。4WD車は国土交通省「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」認定を取得。さらにFF車は、NMHCとNOxを基準値の1/4以下にまで低減するなど、極めて優れた排出ガスクリーン性能を実現。国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得しています。
「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車表示マーク 「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定車表示マーク
(全タイプのFF車)
平成17年排出ガス規制のNMHC、NOxについて基準値を75%以上下回る優秀な環境性能を達成した車両に与えられます。
「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」認定車表示マーク 「平成17年排出ガス基準50%低減レベル」認定車表示マーク
(全タイプの4WD車)
平成17年排出ガス規制のNMHC、NOxについて基準値を50%以上下回る優秀な環境性能を達成した車両に与えられます。
「平成22年度燃費基準+5%」を達成。(N、G、SPORTS G〈ターボ車を除く〉※1のFF車)
i-DSIシステムによる高効率な燃焼技術などによって、エンジン単体での優れた低燃費を実現。そのうえで、トランスミッションのきめ細かな制御による伝達効率の向上、細部にわたる軽量化などにより、N、G、SPORTS G(ターボ車を除く)※1のFF車は平成22年度燃費基準を5%以上上回る優れた燃費性能を達成しています。
「平成22年度燃費基準+5%達成車」表示マーク 「平成22年度燃費基準+5%達成車」表示マーク
(N、G、SPORTS G〈ターボ車を除く〉※1のFF車)
平成22年度燃費基準を5%以上上回る優れた燃費性能を達成した車両に与えられます。
「平成22年度燃費基準達成車」表示マーク 「平成22年度燃費基準達成車」表示マーク
(W、SPORTS G〈ターボ〉※2、SPORTS W〈ターボ車を除く〉のFF車)
平成22年度燃費基準を上回る優れた燃費性能を達成した車両に与えられます。
※1 14インチアルミホイール装着車は「平成22年度燃費基準達成車」となります。
※2 14インチアルミホイール装着車を除く。
リサイクル可能率90%以上※1を実現。
インテリア、エクステリアの樹脂部品からPVC(ポリ塩化ビニール)を積極的に減らし、リサイクルしやすく環境にやさしい材料選定を行いました。ZESTは、インテリア、エクステリアの樹脂部品のほとんどにリサイクル性に優れたオレフィン系樹脂材を採用し、特にインテリアの樹脂部品やボディアンダーコートではPVCの使用を大幅に削減※2しています。また、ゴムや樹脂部品への識別記号の表示を推進するなど、リサイクル可能率をクルマ全体で90%以上※1としています。さらに、防音材など有機系材料部品の小型軽量化により、シュレッダーダスト量の削減も推進しています。
※1 Honda独自の算出基準による。
※2 2006年5月全廃予定。これによりPVCの使用量はシュレッダーダスト中の塩素濃度1%以下レベルとなります。
リサイクル材の使用を拡大。
Hondaは、ディーラーからのバンパー回収リサイクルシステムを確立し、回収したバンパーを再生材として再利用しています。ZESTでは、バンパーサイドスペーサーやスプラッシュガードに再生樹脂を使用しています。
環境負荷物質の使用量削減を推進。
Hondaは環境負荷物質と呼ばれる、鉛、水銀、カドミウム、六価クロムの使用量削減に積極的に取り組んでいます。ZESTでは、鉛と水銀については、日本自動車工業会が定める自主削減目標をクリアしたうえで、カドミウムと六価クロムについても早期使用全廃を目指し、ほとんどの部品で使用を廃止しています。
[日本自動車工業会の定める環境負荷4物質自主削減目標]
・鉛:2006年1月以降1996年レベルの1/10以下に削減
・水銀:2005年1月以降使用全廃
・六価クロム:2008年1月以降使用全廃
・カドミウム:2007年1月以降使用全廃
室内VOCの低減。
Hondaは、シックハウス症候群の一要因とされるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、トルエンなどのVOC(揮発性有機化合物)削減について独自に取り組んでいます。ZESTでは、インストルメントパネルやドアライニング、シートなどの表皮材、ドアシール用およびガラス用の接着剤類などを見直すことで、トルエンなどのVOC揮発量を大幅に削減。さらに、排出ガス臭や花粉の除去性能に優れたアレルフリー高性能脱臭フィルターをオートエアコンディショナー装備車に採用。室内の臭いや刺激臭を軽減するとともに、全タイプで、VOCを厚生労働省の定めた「室内濃度指針値」以下とし、室内の空気質を改善しています。
※VOC(揮発性有機化合物):Volatile Organic Compounds
骨格および部材レベルで軽量化を推進。
走行性能や燃費性能の向上に寄与する軽量化をボディ全体にわたって推進。ボディ骨格に軽量・高剛性なハイテン材(高張力鋼板)を広範囲で使用し、効率よく強度を確保しました。また、室内の吸音材に軽量で高性能な材料を採用するなど、骨格や部材レベルで軽量化を実現しています。

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