パワー&エコノミー。この技術的に相反する要件を高い次元で両立させたのがCVCC-IIエンジンです。このCVCC-IIエンジンをさらにレベルアップして、新星ビガーに搭載しました。低速から高速まで、あらゆる走行域で優れたドライバビリティを発揮。
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エンジン型式EK(1,750cm3・5速)
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吹き上りのよさに定評のあるCVCC-IIエンジンが、出力向上とともにトータル性能でさらにレベルアップした1800エンジンです。
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最高出力97PS/5,300rpm |
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最大トルク14.3kg-m/3,500rpm |
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燃費・10モード燃料消費率(運輸省審査値)13.5km/L(60km/h時燃費23.0km/L)
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CVCC-IIエンジンの特長 |
センタートーチ燃焼室と、ラピッド・レスポンス・コントロール・システムの採用によって、CVCCエンジン本来の希薄燃焼方式のよさを最大限に生かしきっています。 |
(1)センタートーチ燃焼室 |
副燃焼室を、主燃焼室のほぼ中央に配置し、トーチ孔を多孔型にすることによって、希薄混合気を速やかにしかも安定して燃焼させ、低燃費実現に寄与しています。 |
(2)ラピッド・レスポンス・コントロール・システム |
クルージングなどの低負荷時には薄い混合気を送って燃費をよくし、加速などの中・高負荷時には理論混合比付近まで濃くし、力強いパワーと俊敏なレスポンスをもたらすシステムです。 |
CVCC-IIエンジンの主な改良点
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(1)エンジン性能の向上
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(a) |
バルブ配列を変更し、インテークマニホールドおよびエキゾーストマニホールド形状の最適化による吸排気効率を向上。 |
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(b)インテークおよびエキゾーストバルブ径UPによる吸排気効率の向上。
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(c) |
気筒間に冷却水を通し熱歪みを防止するケレン鋳込み型シリンダーブロックを採用。 |
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(d)低・中速重視のバルブタイミングを採用。
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(e)Vリブドベルト採用(ACジェネレーター駆動用)による摩擦損失の低減。
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(2)燃費の向上
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(a)低・中速重視のバルブタイミング。
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(b)アイドル時の燃費の低減。
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(c)スロットルオープナーの廃止による減速時の燃費低減。
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(d)空燃比、排気ガス再循環量(EGRガス)の最適化。
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(e)摩擦損失の低減。
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(f)点火時期の最適化。
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(3)振動・騒音の低減
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(a)シリンダーブロックのクラッチケース合せ面高剛性化。
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(b)ラジエーターファンの回転数ダウンと軽量化。
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(4)信頼性・サービス性の向上
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(a) |
雰囲気温度に対し、電圧特性の変動が少ないI.Cレギュレータと組合わせたACジェネレーターを採用。 |
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(b)確実な点火、フルトランジスタ点火方式を採用。
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(c)ACジェネレーターベルトに長寿命のVリブドベルト採用。
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(d) |
ミッションケース内に摩耗粉を吸着する大型マグネットの採用(マニュアルミッション)。 |
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FF車の完成度を物語る、ホンダ独自の等速ジョイントを採用。 |
14年間600万台※のFF技術をもつホンダは、伝達効率とともにスムーズな動きで比類のない振動減衰特性をもつホンダ独自のトリポート型等速ジョイントを開発、新星ビガーに採用しました。これによってパワーロスを軽減し、燃費性能の向上にも寄与しています。しかも、この機構はすべてホンダ独自の開発です。
(※昭和56年8月末日現在・自工会資料・ホンダ調べ) |
高い評価の[OD]オーバードライブ付ホンダマチック |
構造がシンプルでしかも効果的であるところから、高い評価をいただいているホンダマチック。
新星ビガーでもこの高い人気のオーバードライブ付ホンダマチックを装備しています。
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強いトルクを必要とするときは[L]レンジで力強く。 |
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市街地など一般走行では無段変速の[☆]スターレンジで滑らかな走りを。 |
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ハイウェイや郊外走行などでは[OD]オーバードライブレンジで悠々と快適クルージングを。 |
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すぐれた静粛性と経済性を発揮するホンダマチック。 |
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各ポジションがインパネメーター間に見やすく表示されます。 |
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